ねずこん読書記録

小さな会社を経営しています。読んだ本について書き残していきますー

書籍紹介

記録#83 『すべての仕事は「問い」からはじまる』答えを急ぐな、問いを深めよう。

ここ半年考えていることが、タイトルそのままだったので手にとってみました。 すべての仕事は「問い」からはじまる たった1秒の「問題解決」思考 作者: 大嶋祥誉 出版社/メーカー: SBクリエイティブ 発売日: 2016/10/28 メディア: 単行本 この商品を含むブロ…

記録#82 『庭園に死す』庭は人の心、心は一つの庭。

テレビ出演も多くされる林修先生が、庭園にハマったきっかけとして紹介した書籍がこちら。もう絶版になっていて、2018年5月の放送直後はAmazonで中古価格が2.5万円に跳ね上がるなど、なかなか手にとるのに苦労する本でした。(今は取扱なしに) 庭園に死す …

記録#81 『スタンフォードの心理学講義 人生がうまくいくシンプルなルール』

前記事の『すべては心理学で解決できる』の隣の棚に置かれていたので、図書館で一緒にかりてみました。普段、"スタンフォード"や"ハーバード"みたいなタイトルの本には手を伸ばさないのですが、心理学系の学びに、と。 スタンフォードの心理学講義 人生がう…

記録#80 『すべては心理学で解決できる』人は合理的に出来てるわけじゃない、心理学をうまく使おう。

図書館で本を借りようと列に並んでいたら、脇の返却棚のところに並んでいたので手にとってみました。サンマーク出版さん、強いタイトル。 すべては心理学で解決できる 作者: フォルカー・キッツ,マヌエル・トゥッシュ,柴田さとみ 出版社/メーカー: サンマー…

記録#79『確定申告でお金を残す!元国勢調査官のウラ技』

今年から確定申告をしなければならなさそうなので、参考情報として買ってみました。 すごい、いろんな工夫があるんだな、、、、と。 フリーランス&個人事業主 確定申告でお金を残す! 元国税調査官のウラ技 第4版 作者: 大村大次郎 出版社/メーカー: 技術評論…

記録#78 『ゼロから分かる! 図解 落語入門』 噺家さんの世界に触れる

芸術だアートだはとんとわからない私ですが、落語は大好き。庶民のための笑いですからね、落語。 事前にさくっとだけでも学んでおくと、寄席に行ったときにも楽しめるかなと思いまして。 ゼロから分かる! 図解落語入門 作者: 稲田和浩 出版社/メーカー: 世界…

記録#77 『京都を知る100章(別冊太陽)』人を惹きつける何かが、京都にある。

千年王都・京都。関西に居を構えるからには、少しは触れておかなきゃ。 京都を知る100章 (別冊太陽スペシャル) 作者: 別冊太陽編集部 出版社/メーカー: 平凡社 発売日: 2016/11/21 メディア: ムック この商品を含むブログを見る 自社や文化の歴史から、クラ…

記録#76 『DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー June 2018 職場の孤独 起業に広がる"病"にどう対処するか』

一冊の本全体というより、特集記事のうちの一つがとても素敵だったので。曹洞宗の住職・藤田一照さんが、仏教という視点で語る孤独やマインドフルネスのお話。 ダイヤモンドハーバードビジネスレビュー 2018年 06 月号 [雑誌] (職場の孤独 企業に広がる“病"…

記録#75 『モノからモノが生まれる』デザイナーの仕事は、見た目の美しさの追求か?

ある書店員さんのInstagramでブルーノ・ムナーリというイタリア人のデザイナーが紹介されていて、それに興味を持ってこの本に手を伸ばしてみました。 Wikiによると、20世紀半ばから終わりにかけて活躍したグラフィック・プロダクトデザイナーで、日本にも度…

記録#74『モンベル 7つの決断 アウトドアビジネスの舞台裏』集中力・持続力・判断力、そして決断力

NIKEのフィル・ナイトだったり、 クリフ・バーのゲーリー・エリクソンだったり、創業者の本をよく読んでいる最近です。 モンベル 7つの決断 アウトドアビジネスの舞台裏 YS002 (ヤマケイ新書) 作者: 辰野勇 出版社/メーカー: 山と渓谷社 発売日: 2014/10/24 …

記録#73 『昨日までの世界 文明の源流と人類の未来』原始社会からわたしたちは何を学ぶか

『サピエンス全史』を読んで以来、文明だったり文化だったり、歴史について書かれた本によく手を伸ばしています。 昨日までの世界(上) 文明の源流と人類の未来 (日経ビジネス人文庫) 作者: ジャレド・ダイアモンド,倉骨彰 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版…

記録#72『目の見えない人は世界をどう見ているのか』 耳で見る、目で聴く

神戸でやっていたとある展覧会で、ちらっと出されていた本。改めてじっくり読んでみたいなと思っていたので、手を伸ばしてみました。 目の見えない人は世界をどう見ているのか (光文社新書) 作者: 伊藤亜紗 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2015/04/16 メデ…

記録#71 『「イノベーターのジレンマ」の経済学的解明』コンセプトにロジックを与える。

イェール大学で准教授を務める伊神先生が単著を発表されたとのことで、まわりの方々も面白いよと薦めてくださり手にとってみました。 「イノベーターのジレンマ」の経済学的解明 作者: 伊神満 出版社/メーカー: 日経BP社 発売日: 2018/05/24 メディア: 単行…

記録#70 『ボローニャの吐息』香りのするエッセイたち。

『ジーノの家』を読んでから、内田洋子さんの違う作品も読んでみようと思って手を伸ばしてみたこの作品。 ボローニャの吐息 作者: 内田洋子 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2017/02/22 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る イタリアの、そ…

記録#69 『ナショナル・ストーリー・プロジェクト』ひとりひとりに眠るストーリー。

大好きなポッドキャスト、Takram Castで紹介されていた本。 ある日、ラジオのレギュラー番組を任されることになったポール・オースター。内容に困った彼に、妻のシリはこういいます。あなたが物語を書くことはない、全米からいろんな人にそれぞれ自分の物語…

記録#68 『フリーランスぶるーす』

小説です。 フリーランスぶるーす 作者: 栗山圭介 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2017/06/14 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 主人公は中林健太。大学を卒業して30歳までアルバイトなどで働いていたものの、愛犬がなくなったのを期に、広告…

記録#67 『子どもができて考えた、ワクチンと命のこと。』

読みたい読みたい、と思っていてまだ読めていない『10万個の子宮』。 著者の村中さんがSNSで言及していたのを見て、先に下の本を読んでみました。 子どもができて考えた、ワクチンと命のこと。 作者: ユーラ・ビス,矢野真千子 出版社/メーカー: 柏書房 発売…

記録#66 『ビール・イノベーション』第三のビールはビールか?

ここ十数年、発泡酒や"第三のビール"の市場がどんどん大きくなっていく一方で、クラフトビールブームも来てコンビニでもいろんなブランドのビールが飲めるようになりました。 この本は、キリンビールで研究開発のポジションを務めていらっしゃった著者・橋本…

記録#65 『兵庫県の歴史(県史)』

せっかく神戸に引っ越してきたからには、その土地の歴史を多少は学んでおこうというものです。 こんなときには少し硬めの県史の本をパラパラ見ていくに限ります。 兵庫県の歴史 (県史) 作者: 今井修平,鈴木正幸,野田泰三,三浦俊明,福島好和,小林基伸,本木泰…

記録#64 『大富豪からの手紙』 おじいちゃんから孫へ、よく生きるために。

世界中にファンがいる作家・講演家の本田健さん。新著が出たので読んでみました。 過去の著作のテーマは「お金」「人間関係」あたりが中心で、どの時代・年代でも普遍的な悩みのテーマのこともあって、ずいぶん売れているようです。 大富豪からの手紙 作者: …

記録#63 『デザインの小骨話』

デザインエンジニアの山中俊治さんの著作。 2011年に出版されている『デザインの骨格』という本と対応するタイトルで、小骨話。 一つ前に読んだ、福岡先生の『変わらないために変わり続ける』の内容にも通じるところがあって、テンポよく、楽しく読めました…

記録#62 『変わらないために変わり続ける』

『生物と無生物のあいだ』がベストセラーになった、生物学者の福岡伸一先生。 この本を書かれていた当時はニューヨークにある大学院大学・ロックフェラー大学で研究をされていて、その生活について週次で書いていた寄稿文をまとめたのが本書。 変わらないた…

記録#61 『オイディプスの謎』

家近くの図書館でふらっと目についたこの本。 ギリシャ神話に関するお話で、ローマ・ギリシャ史はこれまでもちょこちょこ勉強していて、これも合わせて手にとってみました。 先に行ってしまうと、この1ヶ月で読んだ本の中でも刺激度トップクラスの本でした。…

記録#60 『シチリア・マフィアの世界』マフィア、それは心のあり方

ふらっと入った図書館で見つけたこの本。 マンガ『サンクチュアリ』が大好きな私として、読まずにはいられないタイトルでした。 シチリア・マフィアの世界 (講談社学術文庫) 作者: 藤澤房俊 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2009/10/13 メディア: 文庫 購入…

記録#59 『だれのための仕事 労働vs余暇を超えて』働く、を問い直す

センター試験の現代文にもよく登場する、鷲田清一先生の文章。今回のテーマは"労働"について。 労働=苦役、余暇=レクリエーション・リフレッシュ、という構図・コンセプトはこれからの時代でも活きるものなのか。そんなテーマで書かれた本です。 初版がで…

記録#58 『今日もていねいに。 暮らしのなかの工夫と発見ノート』

モノマリスト、の本を読んだときに紹介されていた、松浦弥太郎さんの本。 もとから大好きな人の一人なので、改めてこの本を手にとってみました。 今日もていねいに。 (PHP文庫) 作者: 松浦弥太郎 出版社/メーカー: PHP研究所 発売日: 2012/02/03 メディア: …

記録#57 『ジブリ・ロマンアルバム 紅の豚』 1920年代のイタリアに思いを馳せる

前記事の『The Art of Porco Rosso』に続いて、ジブリの"紅の豚"の紹介本をピックアップ。 紅の豚―カッコイイとは、こういうことさ。 (ジブリ・ロマンアルバム) 作者: アニメージュ編集部 出版社/メーカー: 徳間書店 発売日: 2003/02/01 メディア: コミック …

記録#56 『The Art of PORCO ROSSO』カッコイイとは、こういうことさ。

兵庫県立美術館でやっている、ジブリの大博覧会にいってきました。*1 www.ghibli.jp 小さい頃から紅の豚が大好きで、グッズ販売で思わず買ってしまったのがこの本。 The Art of Porco Rosso 作者: Hayao Miyazaki 出版社/メーカー: VIZ Media LLC 発売日: 20…

記録#55 『歴史は実験できるのか 自然実験が解き明かす人類史』社会をよーくよく観察する

『銃・病原菌・鉄』のジャレド・ダイアモンドと、『国家はなぜ衰退するのか』のジェイムズ・A・ロビンソンが編著者としてまとめた、経済史分析等に用いられる"自然実験"に関する本です。 歴史は実験できるのか――自然実験が解き明かす人類史 作者: ジャレド・…

記録#54 『人生を変えるモノ選びのルール』 "モノマリスト"への道

いろんな便利ガジェットや素敵プロダクトの紹介をしているブログ『monograph』を運営している堀口さんが出した新著。 発売からさっそく、Kindleで読ませていただきました。 人生を変えるモノ選びのルール: 思考と暮らしをシンプルに 作者: 堀口英剛 出版社/…