記録#64 『大富豪からの手紙』 おじいちゃんから孫へ、よく生きるために。
世界中にファンがいる作家・講演家の本田健さん。新著が出たので読んでみました。
過去の著作のテーマは「お金」「人間関係」あたりが中心で、どの時代・年代でも普遍的な悩みのテーマのこともあって、ずいぶん売れているようです。
小説の形式で進んでいくストーリー。主人公の大学生に、事業を興して成功した祖父から遺産の代わりに届いた9つの手紙。それぞれの手紙には、「偶然」「決断」「直感」などのタイトルが。
家族との葛藤や祖父への憧れを持ちながらももんもんと大学生活を送っていた主人公が、その手紙に触発されて行動を起こしていきます。最初は東京、そこから北海道、最後はブータンへ。
それぞれの手紙の内容、ぜひ本著を読みながらストーリーに使って消化していくのがいいと思うんですが、最後の最後にサクッとまとまっています。
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- 偶然に起きることはないし、偶然に会う人もいない
- すべてのことには意味があり、それは自分を幸せにするために起こっている
- 決断した瞬間に、その未来は、同時に誕生する
- 最高の未来は、いつも、今の意識の外にある
- 直感は「英知」であり、自分を幸せに導く、ナビゲーションシステム
- 自分にとって何が大事かは、心と体がちゃんと知っている
- 決めた未来は、「行動すること」によってしか、近づいてこない
- 最低限、お金に邪魔されない人生を生きる
- 誰かを幸せにするたびに、 自分の器が大きくなって、 お金から自由になっていく
- 仕事の喜びは、まわりの人を巻き込みながら、関係者全員を幸せにすること
- 世界は、あなたの才能が開花するのを待っている
- 成功するための唯一の方法は、失敗しても挑戦し続けること
- 自分に与えられた命を使い切る
- 本当の幸せは「人間関係で得られる幸せ」 にほかならない
- 最初に、自分から与えることで、「内面的に満たされている人」になる
- 両方が「どちらも正しい」と考えて認め合う
- 運命は決まっていようといなかろうと、自分がやりたいようにやる
- 人生を信頼すること、人とつながる
(Kindle位置:2,471)
こういう本、苦手な人もたくさんいると思います。私もどちらかというと、かなり意識してぐっと手を伸ばさないと読みづらいジャンルです。
それでも一定売れている本なので、自分の周りの人の考え方を学んだり、自分の生活をちょこっとでも変えていく可能性があると思うので、読んでみました。
さっと読めて、言葉をメモしておきたくなる、いい本でした。