ねずこん読書記録

小さな会社を経営しています。読んだ本について書き残していきますー

2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

記録#43 『この一冊で全部わかる Web技術の基本』 URLってなんだろう。サーバーってなんだろう。

普段、気軽にWebだアプリだサーバーだ、と言っているけど、それぞれがどういう関係性で、具体的になにを意味しているのか、ぱきっと理解できていませんでした。 まずは全体像を、と思って評判の良いこの書籍に手を伸ばしました。 InternetとWebって別のもの…

記録#42 『徹夜しないで人の2倍仕事をする技術』 まずやれ。練習している暇はない

『ドラゴン桜』や『インベスターZ』など、大ヒット漫画を連発されている三田紀房さんの仕事論。現在も週刊の連載を2本持ち、毎週20頁×2を、週休3日のアシスタントさんたちと仕上げているとのこと。しかも、徹夜はせず夕方にはみんな帰らせる、と。 すごい。 …

記録#41 『社会は情報化の夢を見る』テクノロジーが世界を変えるなんて言うのは幻想だ。

以前読んだ、『さよなら未来』の中で紹介されていた本。 nozomitanaka.hatenablog.com この本自体は新装版ですが、もともとの原版が出たのは1996年。情報化社会っていう言葉がいろんなところで使われだした時代だったみたい。 情報技術が社会を変える!そん…

記録#40 『人類が生まれるための12の偶然』奇跡の地球。

わたしたちが何気なく過ごしている毎日。それはどんな奇跡・偶然の上に立脚しているのか。 宇宙、太陽系、月、地球、水、生物誕生、気候変化、、、 それぞれを構成する要素が絶妙なバランスで成立しているからこそ、いまの生活があるんやなぁということを再…

記録#39 『旅に出よう 世界にはいろんな生き方があふれてる』見る、診る、観る

また岩波ジュニア新書から。 ちょっと前にTRANSITのキューバ特集を読んで以来、旅モチベーションが高まっています。 nozomitanaka.hatenablog.com そんな私にすっと入ってくるタイトル、『旅に出よう』。 著者の近藤さんは、大学院卒業後から8年にわたって世…

記録#38 『ホーキング、宇宙を語る』時間、ビッグバン、ブラックホール

今年3月に亡くなった物理学者、スティーブン・W・ホーキング博士。ALSを患いながらも、一流の宇宙物理学者として長く活躍してこられました。 本書はそんなホーキング博士の研究内容について、一般向けに書かれたものです。全世界で1千万部以上売れているらし…

記録#37 『世界の国 1位と最下位』岩波ジュニア新書 1冊目。

岩波ジュニア新書の本をいくつか読んでみようと思っています。 このシリーズの本の末尾に「岩波ジュニア新書の発足に際して」という文章が載っています。 君たち若い世代は人生の出発点に立っています。君たちの未来は大きな可能性を持ち、陽春の日のように…

記録#36 『独学プログラマー』 やるぞ、Pythonでデータサイエンス

昨年2017年末にG's AcademyのData Science Bootcampに参加して、Pythonを活用した機械学習・データサイエンスにトライしていました。 いまはビジネス・デザイン中心に働いていますが、中期的にデータ周りの力をもっとつけて、データサイエンスの方々と一緒に…

記録#35 『ゴールドマン・サックス M&A戦記』 スキームの妙とプロ意識を学ぶ

マッキンゼー、ゴールドマン・サックス、ハーバード... タイトルに入れると売上が上がるカタカナ組織のようですが、実際は2~3年在籍しただけ、みたいな中途半端な著者が書かれた本も多い印象です。*1 本著の著者・服部さんは、MIT Sloanを出てから合計14年間…

記録#34 『コンヴィヴィアリティのための道具』社会が技術に先行する、その逆ではない。

以前読んだ、『さよなら未来』の中で度々取り上げられていたイヴァン・イリイチの著作。 nozomitanaka.hatenablog.com イリイチというのはどんな人物だったのか、Wikiを引用。 イヴァン・イリイチ(Ivan Illich、1926年9月4日 - 2002年12月2日)は、オースト…

記録#33 『TRANSIT39号 今こそ、キューバ』人、歴史、自然、街並、アート、音楽

私のやりたいことリストに「2023年までにキューバ旅行、1ヶ月くらい中米まわる」という項目がどんと鎮座しています。新婚旅行で行こうかなと思いつつハリケーンリスクを考えて回避。まだ未踏の地のままです。 大好きな雑誌TRANSITの最新号がキューバ単独の特…

記録#32 『詩という仕事について』偉大な文人による言葉と文章の本質論

アルゼンチン出身の作家・小説家・詩人でもあるホルヘ・ルイス・ボルヘス。 彼が1967-68年にハーバード大学で行った詩学の講義をまとめたのがこの作品です。 文学とは、物語とは、比喩とは。20世紀を代表する文人で言葉の本質を見つめ続けてきた著者からのメ…

記録#31 『宇宙に命はあるのか 人類が旅した一千億分の八』人を動かす"何か"と"イマジネーション"

NASAのジェット推進研究所(JPL)で働く小野さん。 前著『宇宙を目指して海を渡る』を読んで以来、宇宙を目指す熱い想いと文学張りの素敵文体に魅了され、新著もすかさず読んでみました。 前作は小野さんの自伝的な内容でしたが、今作は、なんというんでしょ…

記録#30 『遅刻してくれてありがとう(下)』母なる自然に学ぶ。

前回の上巻記録に続き。 nozomitanaka.hatenablog.com 下巻は、政治とコミュニティのお話です。 混迷を極める社会の中で、私たちはもっと地球や自然から学ぶべきだ、というのが著者の主張です。 まず自然は、学ぶことをやめない。 母なる自然は生涯学習者だ…

記録#29 『遅刻してくれてありがとう(上)』自転車は漕ぐことで安定する、そんな世界。

原題 "Thank you for Being Late" 本の内容は、テクノロジーや地球環境がいかに高速で変わっていっているか、その中で私たちがいかに生活していくかに関する低減。 読み始めて最初数ページは「なんでこのタイトルなんだろう?内容とあっていないな」と思って…

記録#28 『これからは、生き方が働き方になっていく』内容はさておき。

Mistletoeでスタートアップ投資のディレクターを務める鈴木絵里子さんの初の著書。 Amazonでの本の紹介はこんな感じ。 楽しいのが一番だから、ワークライフバランスはもう考えない。好きなことを仕事にして、仲間やパートナーとコミュニティを作り、自分の多…

記録#27 『人生やらなくていいリスト』人生誰もが自然を生きるアーティスト。

ご自身のオウンドメディア・4dskやその他記事で、独自のライフスタイルを発信し続ける四角さん。 ソニー・ミュージックやワーナーミュージックで10年以上プロデューサーとして働き、いまはニュージーランドに居を移しライフデザイナーや教育家等としてご活躍…

記録#26 『自分の仕事をつくる』魂を込めたものづくり。

働き方研究家・西村佳哲さんによる、様々なものづくりのプロフェッショナルとの対話集。 豊かな生のための、豊かなプロダクト・サービスの大切さ。 そんなことを考えさせられる本でした。 やたらに広告頁の多い雑誌。10分程度の内容を1時間枠に水増ししたテ…

記録#25 『ピーター・ティール 世界を手にした「反逆の起業家」の野望』徹底して競争を避ける逆張り人生。

ピーター・ティール。 電子決済プラットフォーム・Paypalや、CIAなどを顧客とするデータ分析企業・Palantirの創業者であり、Facebookの最初期からの投資家であり、スタートアップ界隈のみんなが大好きな本「ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか」…

記録#24 『Lean UX アジャイルなチームによるプロダクト開発』Leanは文化だ。

5月から会社での役職が「リードソリューションデザイナー」になるので、GWの課題図書、学び直しです。 良いプロダクトをいかにスムーズに世に出していくか。デザイン、エンジニアリング、QA、マーケ、それぞれのチームが最適化された動きをしていても、全体…