記録#214 『自分マーケティング』 一点突破で「その他大勢」から抜け出す
自分マーケティング―― 一点突破で「その他大勢」から抜け出す (祥伝社新書)
- 作者: 川上徹也
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2018/12/01
- メディア: 新書
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独立してみて、
周りからどのような会社・個人だと認識されているか
を意識することの重要性を痛感しています。「う~ん、○○でこまったな~。あっ、あの人にお願いしよう」という想起を獲得するためには、わかりやすいタグを自分につけておかなきゃいけないなと。そこで、多くの著書をだしているコピーライター・川上徹也さんの新書を買ってみました。
99%の凡人のために
圧倒的な天才の周りには、自然と仕事も人も集まります。
しかし、99%の人にとってはそうではない。自分自身が何者であるかを、フリーランスであれば社会全体に、サラリーマンでも職場の中で伝えていかないといけません。
これはSNSでよく見られる「セルフブランディング」とは異なります。
自分という1を100に見せる、日常生活のポジティブなところを発信して「私はこんなに素敵な生活をしている!皆さんもこうなれる!詳しくはセミナーで!」のようなやつありますよね。死ぬほど怪しいやつ。
自分マーケティングは、自分自身を虚位なくまっすぐに見つめ、自己鍛錬や切り口を明確にして発信すること。これを混同しないように。
芸人さんに学ぶ
本書の中では、池上彰さんやAKBなどの自分マーケティング手法が紹介されています。
その中でも私が面白いなぁと思ったのは芸人ビッグ3(明石家さんまさん、タモリさん、ビートたけしさん)ののし上がり方。
そして、島田紳助さんが行った笑いの研究に基づく、「自分なりのX軸とY軸をかけ合わせよ」という成功の方程式。X軸は「自分の戦力。自分は何ができるか」、Y軸は「時代による笑いの流れや変化」、それをかけ合わせれば売れる!と。
そしてその掛け合わせで見えてきたポイントで、一点突破せよ。
突破のための9ヶ条と戦うための3種の神器
川上さんは、突破のための戦術9つを"一点ナイン"と呼んでいます。
- 業界の「あたりまえ」を言語化して発信する
- 自分が興味あることにどっぷりハマる
- 誰かの役に立つことを徹底的に提供する
- 狭い分野でナンバーワンになる
- ノウハウを法則化してわかりやすく伝える
- とにかく自分が欲しいものを作る
- 自分に求められているものを提供する
- わかりやすいキャラを構築する
- 2つのジャンルを掛け合わせる
そしてその戦術を抱えて、3種の神器にまとめ上げる。
- 一行コピー:志やビジョンを。
- プロフィール:「桃太郎型」か「シンデレラ型」で。
- タグ:ポジティブタグだけではなく、アンチタグも。
年末年始で、自分マーケティングのための分析をトライしてみます!
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0
- 作者: トム・ラス,古屋博子
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2017/04/13
- メディア: 単行本
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