ねずこん読書記録

小さな会社を経営しています。読んだ本について書き残していきますー

記録#214 『自分マーケティング』 一点突破で「その他大勢」から抜け出す

 

 独立してみて、

 周りからどのような会社・個人だと認識されているか

 を意識することの重要性を痛感しています。「う~ん、○○でこまったな~。あっ、あの人にお願いしよう」という想起を獲得するためには、わかりやすいタグを自分につけておかなきゃいけないなと。そこで、多くの著書をだしているコピーライター・川上徹也さんの新書を買ってみました。

99%の凡人のために

圧倒的な天才の周りには、自然と仕事も人も集まります。
しかし、99%の人にとってはそうではない。自分自身が何者であるかを、フリーランスであれば社会全体に、サラリーマンでも職場の中で伝えていかないといけません。

これはSNSでよく見られる「セルフブランディング」とは異なります。
自分という1を100に見せる、日常生活のポジティブなところを発信して「私はこんなに素敵な生活をしている!皆さんもこうなれる!詳しくはセミナーで!」のようなやつありますよね。死ぬほど怪しいやつ。

自分マーケティングは、自分自身を虚位なくまっすぐに見つめ、自己鍛錬や切り口を明確にして発信すること。これを混同しないように。

芸人さんに学ぶ

本書の中では、池上彰さんやAKBなどの自分マーケティング手法が紹介されています。

その中でも私が面白いなぁと思ったのは芸人ビッグ3(明石家さんまさん、タモリさん、ビートたけしさん)ののし上がり方。

そして、島田紳助さんが行った笑いの研究に基づく、「自分なりのX軸とY軸をかけ合わせよ」という成功の方程式。X軸は「自分の戦力。自分は何ができるか」、Y軸は「時代による笑いの流れや変化」、それをかけ合わせれば売れる!と。

そしてその掛け合わせで見えてきたポイントで、一点突破せよ。

突破のための9ヶ条と戦うための3種の神器

川上さんは、突破のための戦術9つを"一点ナイン"と呼んでいます。

  1. 業界の「あたりまえ」を言語化して発信する
  2. 自分が興味あることにどっぷりハマる
  3. 誰かの役に立つことを徹底的に提供する
  4. 狭い分野でナンバーワンになる
  5. ノウハウを法則化してわかりやすく伝える
  6. とにかく自分が欲しいものを作る
  7. 自分に求められているものを提供する
  8. わかりやすいキャラを構築する
  9. 2つのジャンルを掛け合わせる

そしてその戦術を抱えて、3種の神器にまとめ上げる。

  • 一行コピー:志やビジョンを。
  • プロフィール:「桃太郎型」か「シンデレラ型」で。
  • タグ:ポジティブタグだけではなく、アンチタグも。

年末年始で、自分マーケティングのための分析をトライしてみます!

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0