記録#101 『「日本茶」事始め』 普段を華やかにする日本茶の嗜み。
最近夕食後はもっぱら日本茶を飲むことにしています。
せっかくだから美味しく飲みたいなと思い、手にとったのがこちら。
著者の繁田さんは、JALの客室乗務員ご出身。お茶を扱う東京繁田園のご主人と結婚され、以来、日本茶の世界へ。
日本茶インストラクターの資格をお持ちで、お茶の美味しい飲み方、急須の選び方のような実用情報から、日本茶に関わる方は"茶葉"を「ちゃば」ではなく「ちゃよう」と読むという豆知識まで、幅広く日本茶の魅力を伝える内容になっています。
- お茶の葉はどんどん劣化していく、長期保存するときは密閉して冷凍庫に
- お茶が最高の品でも急須の汚れで美味しくなくなる、しっかりお掃除
- お茶屋さんが一緒に海苔をあつかっていることが多いのは、双方乾燥品であるという特性に加え、お茶=春、海苔=冬と仕入れのタイミングが異なり資金繰りの観点から望ましい
- 部屋の消臭として、古くなったお茶をフライパンで炒ることで部屋全体がお茶の香り+殺菌に
- 洋菓子と日本茶、ピッタリ合う
楽しい内容ばかりで、さっと読めてしまいました。
途中で出てきたこの言葉も素敵。
学ぶとは、誠実を胸に刻むこと。教えるとは、共に希望を語ること。
おすすめ。良い本。