記録#21 『10年後の仕事図鑑』3年後も見えない時代の仕事との向き合い方
話題のお二人の対談が一冊の本に。
堀江さんは人生や仕事との向き合い方のお話、
落合さんはテクノロジーとの付き合い方やこれからのお金についてのお話が多かったと思います。
堀江さんって結局本の中で何のお話をしてたんだろうと考えると、
- 過去を振り返るの無駄、未来を考えてもわからないんだから、今を一生懸命に生きようよ
- ありがたいことに自分のやりたいことを突き詰めていけば生活していける社会がテクノロジーによって実現しつつある、活かそうよ
- そんな自分の人生に、自分自身が責任を持とうよ、誰のせいにもせずに
が要約かなと。こうやって書いてみると、過去に読んだ仏教のコンセプトに近いんですよね、「今」のあたり。
落合さんはテクノロジーのお話。医療や介護、物流、小売、芸術、色んな分野でAIやロボティクスがいかに社会を変えていくかについてのコメントも。
どんな話だったか、
- 統計処理や判断みたいなことはAIの得意領域、人間はそこをAIに譲って、目的を定めたり、何かを自由に作ったりすることでお互いにハッピーになれるよ
- 人の生活の中でも、完全にAI・機械に意思決定を委ねる部分(スケジュールとか)とあえて他人と違うブルーオーシャン狙い道を行く部分と「まだら」な状態になるよ
- 自分の専門性や希少価値を立ち上げてブルーオーシャンをつくる上でも、最先端のテクノロジーやサービスに触れ、学び、その世界に貢献しようよ
あたりでしょうか。
最後の、IBM初代社長トーマス・ワトソンの引用も良かったです。
不確かな持論を持つ思想家の道を辿れ。
自らの考えを論争の脅威にさらけ出せ。
率直に意見を述べ、変わり者のレッテルよりも、従順という汚名を恐れよ。
そして、自分にとって重要に見える問題のために、立ち上がり、どんな困難にも立ち向かえ。(Kindle位置:1,997)
仕事図鑑ではないけど、考え方の整理になる良著だと思いました。