記録#302 『常勝経営のカリスマ 藤田田語録』
感じたこと
- 日本マクドナルドをここまで成功させた藤田田。空襲で家族と財産を失いながらも藤田商店を大成功させ、孫正義が尊敬・心酔するまでの強い経営哲学を持った経営者。本書で紹介されるエピソードも癖強めのものばかりで圧倒された...
- 1999年に発刊された本書。ドルの時代が終わってユーロの時代に、など、当時は本当にそうだったんだろうなぁと。沖縄を99年借款に出す、アメリカと組んで欧州に対抗するなど、ぶっ飛んだ提案もいくつもしていて、20世紀の名経営者ここにあり感がある。
- 正しい間違っているはさておき、自分なりの時代理解と将来像を持っている経営者はこうも強いものか、人を惹きつけるのかと。自分もそういう時代感性を強くしないとなぁ。
- ハンバーガー100円だと顧客満足度100%だから、80円にしたら120%や!は流石にわらった
内容
- 景気が悪いことを言い訳にしない。不景気とは魚がいなくなったわけではなくて、単に漁場が変わり、漁法が変わるだけ。データから予測を立て、対策を立てて進軍すれば恐れるものはないと。
- 割引よりもインセンティブをあげるほうが消費者は動く。500円の商品の売れ行きを伸ばすなら、100円割引するよりも卵や醤油のような生活必需品を上げるほうが顧客満足度を上げ、大衆を魅了することにつながる
- 狙うべきは女と口。
- 財界活動に精を出すことはしない。役所の肩書は持たない。
- トップの知識と経験は決断するためにある。アイディアや直感力を動員しながら、ビジョンを描き、コンピュータ・データを駆使してシミュレーションし、決めきる。社長業は決断業。
- 本を読め、人と会え、道を歩け
- 60%確実ならばやるべき。100%確実なら他社がやる
- 「思いは真実になる」ということを自分に信じさせる。言ったら達成する
引用メモ
国の政策がなんとかしてくれると考えていたら、事業はやっていけない。
成功するベンチャーには2つの要素があるのです。1つは時間短縮、もう1つは簡便化です