ねずこん読書記録

小さな会社を経営しています。読んだ本について書き残していきますー

記録#168 『徹底抗戦』刑務所に入る前のホリエモンによる独白。

 

徹底抗戦

徹底抗戦

 

いまはいろんなメディアで、ふんわりコンテンツでも登場する堀江貴文さん(通称・ホリエモン) ですが、この本が出た2009年はゴリゴリ裁判中。そんな最中に、実際にあったことと、それに対する自身のスタンス・主張をまとめたのがこの本。

結局彼が刑事告訴されて収監されることになった証券取引法違反、具体的には「有価証券報告書虚位記載容疑」と「偽計及び風説の流布容疑」について、詳細に語られています。

この本の内容をそのまま信じるとしたら、上場企業の経営者なんて怖くてできないな...という心持ちになります。経営者=会社のアクションについて無限責任を負う(経営責任だけではなくて、刑事責任も含めて)んだろうか...

大変な社会だ。

司法っていうものも、中立なんていうのはありえなくて、裁判所も検察も、結局は人の組織なんだなぁということを実感させてくれます。

あと、ホリエモンはSBIの北尾さんやジャーナリストの立花隆を許すことは一生ないんだろうな、というのも文面から伝わってきます。

こういう世界に関わることなく、ただ真っ直ぐに生きていきたいものです。

個人的にですが、↓のようなスタンスはすごく好きです。あと、まっすぐに宇宙を目指す姿も。

人は、パンだけを食べて行きているにあらず。夢を食って行きているのだ。

(本書 pp.182) 

r25.jp

 いい本でした。敵が増えても、まっすぐにやっていこう。

徹底抗戦

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