記録#219 『睡眠の科学 改訂新版』人はなぜ眠り、なぜ目覚めるのか
睡眠の科学・改訂新版 なぜ眠るのか なぜ目覚めるのか (ブルーバックス)
- 作者: 櫻井武
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2017/08/17
- メディア: 新書
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昨年末から自分が経営する会社の方向性をうんうん唸りながら考えていて、ふっとおりてきたテーマが「良い仕事と良い睡眠」というものでした。
良い仕事であれば何となくこれまでの感覚もありますが、良い睡眠ってなんだろう。
そんなわけで、年末年始にがつっと眠りに関する本を読みました。(なのでここから数日間、睡眠関係の本のレビューが続きます。)
1冊目に選んだのは、筑波大学・櫻井先生が書かれているこちら。「良い睡眠を取るためのTodo!」「睡眠を取るとこんなにいいことが!」のような内容の本もたくさんあるんだろうなと思ったんですが、まずは原理・原則から入りたいなと思いました。
1つ目の驚きは、「人はなぜ眠るのか」という根源的な問に、まだ明確な答えが出ていないこと。
他の3大欲求メンバーである「なぜ食べるのか」であれば"脳や筋肉等が活動するエネルギーを補給するため"だし、「なぜ性交するのか」であれば子孫を残すため。とてもクリア。
しかし、睡眠については、まだ「なぜ?」が残っている。最後のフロンティアだ...
一方で、
- 睡眠をしなかったらどうなるのか
- 睡眠の間に、脳や体にどのような変化が起きているのか
- 睡眠をした場合としなかった場合で、脳や体の機能に影響があるか
のような周辺の問いには一定の答えが出てきていて、とても興味深く読めました。
レム睡眠=浅い眠、位の知識しかなかった私でも、これ1冊でアマ1級くらいの睡眠学習者に慣れたのではと思います。(ちなみに、レム睡眠=浅い睡眠、という理解は全然違った、というところがこの本での2番めに大きな驚きポイントでした)
講談社ブルーバックス、いい本を出してくださった。。ありがたや。。
さて、これから、睡眠の本が続いていきます。みなさまご一緒ください。