Readers Relations -ひっそり読書記録-

Nozomi Tanakaが淡々と読んでよかったなぁと思った本を四半期ごとに紹介していくブログです。

2017年7~9月】読んでよかった本5冊

こんにちは。 今回も淡々と、読んで面白かった本を紹介していきます。

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書いている人の紹介:ヘルスケア×コミュニケーション領域でごりごりチャレンジするスタートアップの事業開発メンバー(新メンバー絶賛採用中)。玉ねぎと大泉洋さんが好き。適当に相槌を打つのが得意です。

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働きたくないイタチと言葉がわかるロボット  人工知能から考える「人と言葉」

働きたくないイタチと言葉がわかるロボット 人工知能から考える「人と言葉」

 

「AIすげー!」「Amazon echoが!Google Homeが!」と週刊誌含めて喧しいですが、何を読んでも「人間ができることを代わりにやってくれる!例えば...」的な例示が中心で、原理原則の部分についてあまり理解が深まりませんでした。

そんな中でこの本です、「働きたくないイタチと言葉がわかるロボット」タイトル素敵すぎないですか。タイトルは緩めですし内容もとてもわかり易いんですが、すごくしっかりした自然言語処理のお話です。主人公のイタチたちがサボりたい一心で「自分たちの代わりに全部やってくれるロボット」を作ろうと、周りのいろいろな動物たちの知恵を借りながら(パクリながら)なんとかしようとするハートウォーミングストーリーです。

言葉を理解する、っていうことはどういうことなのか。音声で言えば、空気の振動・波を音に変換して、音を意味のある塊(単語)にまとめ上げて、文章として成立させる。その文章そのものの意味合いや文章と文章の間の論理的な関係、さらには発話者の意図を推論しながら、システムとしての回答を導き出すところまでやる。とってもハードルの高いそうな道のりですね。。ここにチャレンジされている研究者の方々、スタートアップの皆さん素晴らしい。。

働きたくない・怠惰でありたい、っていうのは新しい技術やサービスを生み出す大きな原動力になると思っているので、このイタチたちのことを馬鹿にせず見習いたいと思います。

 

不思議で美しい石の図鑑

不思議で美しい石の図鑑

 

不思議で美しいシリーズ。他にも貝やミクロ世界があるのですが、山だらけ・長野県出身の私としてはまずは石でしょうと。

紹介されている石は瑪瑙という種類のもので、石英なんかが層状に積み重なって独特の色合いを出すもので、きれいだなぁって柄もあればぎょっとするものもあります。

何も考えずただただボーっとしたいときは、チリやメキシコで取れる石の断面図を見ることで癒やされております。

次はミクロ世界版を買ってみよう。 

 

挑戦 巨大外資(上) (講談社文庫)

挑戦 巨大外資(上) (講談社文庫)

 

 再読。

 ワーナーパークという架空の外資消費財会社をモデルに、そこで30年間に渡りコントローラーとして経理・財務の責任者を努めた日本人男性のお話。いろんなところの解説記事を見ると、ファイザーに買収されたワーナーランバートという会社がモデルのようです。

ごりごりビジネスの話かと思いきや、話の多くが社内政治のお話です。。でもそれがとても興味深い。本国から送られてくるCEOすぐ秘書と関係持ってまうやん、、、社内の別勢力を潰すために会社早上がりしてスナックみたいなところでくだまいてるやん、、、

タイトルの割に軽い内容が多いので、少し長めの移動が入ったときなどにばーっと読むのがリフレッシュになって良いかもしれません。

 

動物の賢さがわかるほど人間は賢いのか

動物の賢さがわかるほど人間は賢いのか

 

 実はまだ読んでる途中なんですが、とても素敵な本なのでご紹介。

問題意識は邦訳タイトルそのままで、人は知性という点でヒトという種を特別視しすぎではないか、認知という視点で、ヒト以外の動物に驚くような何かがあるんじゃないか、そんな点を中心に展開していきます。

 ちょっと前に読んだ「動物になって生きてみた」と合わせて、まだまだ自分は動物界の"天動説"の中でいきているんじゃないかと思うようになりました。ヒトが地球の中心で、その他の動植物は周辺物に過ぎない、かのように。(もちろん生き物はみな自分視点を捨てられない/捨てないけど)まだまだわからない、見えないことは多いですね。what a wonderful world。

 

現金の呪いーー紙幣をいつ廃止するか?

現金の呪いーー紙幣をいつ廃止するか?

 

現金、特に高額紙幣をなくしちゃおう、と提案する激しめの本。地下経済は現金を中心に回っていて、高額紙幣があることによる徴税漏れなどの損失は見過ごせないほど大きい、とのこと。たしかにVシネマに現ナマはつきもの。。

韓国なんかを見ていると国をあげてクレジットカード利用を奨励していて(そのためにレシート宝くじまでして)、そのおかげで脱税がごそっと減ったみたいなお話もありました。2013年には一人あたりの平均クレジットカード保有枚数が5枚、2014年には一人あたりの年間クレジットカード利用回数が150回くらいだと言うデータまで出されています。地下鉄のチケットまでクレカですからね。

貨幣ってなんだ?は経済学部の授業でもたまに出てくるふんわりトピックですが、ICOだったり仮想通貨なんかのニュースなんかも合わせてみると、またひと盛り上がりしていきそうなテーマだと感じます。

 

バーっと書いてしまって見直しもしていないので、誤字脱字、間違いなんかがあるかもしれません。ご容赦下さいませませ。

それではまた年末に。 

 

2017年4~6月】読んでよかった本5冊

こんにちは。

夜寝る前、移動中、お風呂の中、、、リラックスするのに読書は自分にあっているなぁと思う日々です。
この3ヶ月で読んだ本のご紹介です。

 

●スタートアップバブル

スタートアップ・バブル 愚かな投資家と幼稚な起業家

スタートアップ・バブル 愚かな投資家と幼稚な起業家

 

Newsweek記者が、SaaSを提供するスタートアップのHub Spotへ。
50代のおじちゃんが(東海岸とはいえ)スタートアップ感満載の企業で苦闘する姿が描かれています。
WELQやらメルカリやらCASHやら、界隈は盛り上がりっぱなしですが、このような本もどんどん出てきて、議論が盛り上がれば良いなぁと思います。
 

●バッタを倒しにアフリカへ

バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書)

バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書)

 

この3ヶ月で一番心を揺さぶられて、一気に読みきってしまった本。いろんなところで書評が書かれていますね。
研究のしすぎでバッタアレルギーになるほどの前のめりさ。研究室を抜け出してフィールドワークをするために、モーリタニアへ。
一番はっきりと覚えているのは、現地の研究所所長が著者に対して「電線に5羽の鳥がいて、手元の銃には3発の弾がある。何羽しとめられるだろう?」と問いかけるシーンです。さて、一体何羽でしょう?
気になる方は、ぜひ手にとってみてください。

 

●鈍感な世界に生きる敏感なひとたち

鈍感な世界に生きる 敏感な人たち

鈍感な世界に生きる 敏感な人たち

 

自分自身、この本の中で紹介されるHSPというタイプです。
人と争うのは苦手。周りに合わせるのは得意。
そんな人たちにとって生きていきやすいコミュニティに貢献していきたいなぁと、改めて思った最近です。 

 

●死してなお踊れ

死してなお踊れ: 一遍上人伝

死してなお踊れ: 一遍上人伝

 

時宗を開いた一遍上人のお話。
やたらとしがらみに溢れた武家の家に生まれ、そこから離れて出家したものの、なんてことはない、仏教界もしがらみだらけじゃないか。
そんな中でたどり着いた、踊り念仏というカタチ。
わたし自身あまり知らなかったんですが、数時間なんてもんじゃなく、数日間踊り続けるんですね。死者も出るほどだったとか。 
浄土宗の極みである時宗ですが、一周回って、原始仏教に近づいていったようにも見えるのはなんかすごいなぁと思いました。

 

●クランボルツに学ぶ夢のあきらめ方

夢は代謝する。
この表現に会えたことだけでも価値のある一冊だったと思います。
お金は誰かが持ってっちゃうけど、頭の中のものは誰も持っていけない。
次の目標ができたら良いじゃない。

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こんな感じです。また3ヶ月後に。

2017年1~3月】読んでよかった本5冊

こんにちは。

この3ヶ月は長く東京を離れたり新しい生活が始まったりする中で、自分を見つめる時間を長く取ることができました。そんな中で読んだ本のうち、5冊をご紹介です。

 

●悲鳴をあげる身体

悲鳴をあげる身体 (PHP新書)

悲鳴をあげる身体 (PHP新書)

 

 センター国語・現代文に頻繁に登場する著者が、1998年に出した本著。今更ながらに読みました。

そんな身体から何やら悲鳴のようなものが聞こえてくる気がする。身体への攻撃、それを当の身体を生きているその人がおこなう。化粧や食事といった、本来なら人を気分良くさせたり、癒したりする行為が、いまではじぶんへの、あるいはじぶんの身体への暴力として減少せざるを得なくなっているような状況がある。

高校生の時には「鷲田さんの文章ってなんかわかったようでわからないな」と思っていたのですが、今は少しだけ噛み砕けるようになった気がします。

過食や拒食、ピアシングといった体へのある種の暴力と、筋トレやライザップ的ダイエットなどに代表される身体を管理下におく取り組みは、同一線上にあるのだろうと個人的には思います。この本を読んで、もっと感覚器官としての身体に任せて、遊びと余裕を持って、楽に過ごしていきたいな、と感じました。 

あとは、日本と欧州の笛の比較も面白かったです(本文中では着物と天麩羅の比較も出てきます)。ヨーロッパのものは、器具をカスタマイズすることで、個人にとって扱いやすいものにしたり、音の調整をしたりする。一方で日本の笛は、指の加減だったり首の角度だったり、身体を器具に合わせるようにする。データを取ってパーソナライズ、いかに世界を人間に合わせるか、が流行りの世の中ですが、自分の身体を核にしていかに世界に溶け込んでいられるか、何かを感じられるかも大切にしたいですね。

 

●反応しない練習 -あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」

 周りでも、読んでよかったよ!って方が多かった本です。嫌われる勇気が100万部以上売れて実写化までされる、そんな悩み深いこの時代に。私も去年いろんなことで悩んでうーんとなることもあったので、もう少し早くこの本を読んでいたら少しは気楽に過ごせたりしたのかな、と思ったり。

書いているのはお坊さんですが、仏教という宗教の紹介という要素は少なく、ブッダが考えた現実世界や人の精神のあり方、それを前提とした日々を穏やかに過ごす原則の共有、といった方が内容に近い気がします。
ぐーっとまとめると世の中のほとんどのことは自分ではコントロールできないから自分に都合の悪いことを起きないようにすることはできない、その事実をまず受け入れよう。ただし、日々の怒りだったり嫉妬だったりは(自分が勝手にしている)反応であって、「これは単なる自分の反応だ。この反応するかどうか、自分は選択できる」と認識できれば、人はもっと心穏やかに充実して過ごせるはずと。
タイトルの通り、超・合理的。

別のところで、女優のジョディ・フォスターが、

Being understood is not the most essential thing in life.

とおっしゃっているのを聞いて、これも素敵だなぁと思いました。good quoteです。

なんかいらいらするなぁとか、どうも不安が抜けない、そんな人は是非。楽になります。最近はてブで話題になった方の同書書評がこちらにあるので関心がある方はことらもどうぞ。

 

ウェルビーイングの設計論 -人がよりよく生きるための情報技術

ウェルビーイングの設計論-人がよりよく生きるための情報技術

ウェルビーイングの設計論-人がよりよく生きるための情報技術

  • 作者: ラファエル A.カルヴォ& ドリアン・ピーターズ,渡邊淳司,ドミニク・チェン,木村千里,北川智利,河邉隆寛,横坂拓巳,藤野正寛,村田藍子
  • 出版社/メーカー: ビー・エヌ・エヌ新社
  • 発売日: 2017/01/24
  • メディア: 単行本
  • この商品を含むブログを見る
 

 2012年に亡くなった流通ジャーナリストの金子哲雄さんの僕の死に方や、尼崎で在宅医をされている長尾先生の「平穏死」10の条件を読んで、善く生きる・死ぬって何だろうという問いがぼんやり頭の片隅にあります。そんな中で手に取ったのが、ICTやデジタルサービスとウェルビーイングとの関係性について、関係分野の研究者が書いたこの本です。

まず本書は、ウェルビーイングとは何か?という問いから始めます。機能障害がないという医学的モデルポジティブな感情が得られているという快楽心理学的モデルより長期での主観的な幸福度を重視するカーネマンのSWBモデル自律性や有能感に基づくフローリッシュ(目的達成や才能の発揮など)モデル、などなど多岐に渡ります。
これに対して後半で「オンラインで認知行動療法を行うテクノロジー」だったり「身体体験を重視するマインドフルネスを支援するサービス」だったり、上記の観点に立脚してウェルビーイングを改善するサービス・事業を紹介しています(原著が2014年発売なので事例はやや古めですが)。

内容自体も面白いんですが、章間のコラムのタイトル(「データのダイエット」は人間を健康にするか?とか)が刺激的。ヘルスケア・メディカルITスタートアップの人間になったので、こういう問いかけを自分に対してしていかなきゃなと思う次第です。

 

●楽しく学べる「知財」入門

楽しく学べる「知財」入門 (講談社現代新書)

楽しく学べる「知財」入門 (講談社現代新書)

 

カープファンとしてジャケ買いです。

ところがどっこい、知財についていつもごちゃごちゃになるところ(「著作権意匠権?商標権?実用新案権?はて?」みたいな低いレベルです)をきれいに整理してくれるだけでなく、過去の判例をたくさん引きながら、それぞれの権利が保護される範囲や申請しても却下されるケースなどについてかなり具体的なイメージをつかむことができました。過去のこのような本の中で個人的には一番わかりやすかったです。

また、使う事例がいちいち気が利いていて、読ませる。著作物性が認められたケースとして「廃墟写真」、否定されたケースとして「スイカ写真」を持ってきたり。鳩山一郎・元総理の夫人・幸氏が過去に特許出願したキッチンパーツについて、わざわざインタビューに赴いたり。 すごいバイタリティだ。

勉強にもなるし息抜きにもなる、素晴らしいノンフィクションでした。

 

野村證券 第二事業法人部 

野村證券第2事業法人部

野村證券第2事業法人部

 

 圧倒されました。平和に生きていこうと思います私は。。。(詳細なご紹介は現代さんのこちらへどうぞ)

 

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こんな感じです。また3ヶ月後に。

2016年】今年の16冊+年末年始の5冊

こんにちは。2016年も年の瀬ですね。

今年読んだ本を合計したら186冊でした。
仕事で色々考えることが多く、組織だったり事業開発に関する本が多かった一方、仏教や世界史に関する本にでもちょこちょこ手を出してみました。

学部生の時からつけ始めた読書日記も1,000冊を超えて、この人にはこんな本をお勧めしたいな、と思うことも増えました。来年はプレゼントを贈るとき、その人に合いそうな本を選んで渡してみようかなと思います。

その年の本をまとめるのも今年で4年目(過去記事→2013年2014年2015年)。
今年分は1Q2Q3Qとそれぞれまとめていて、今回のものともだいぶ重複しています。よろしければそれぞれもご確認くださいませませ。

それでは、どうぞ。

 

アホウドリの糞でできた国

ナウル共和国という島国のお話。
太平洋に浮かぶ世界で3番目に小さなこの国は、島自体がリン鉱山。黙って土を掘ってそれを売ればお金になっていたこの国の市民は、資源の枯渇による貧困から逃れることはできず、わずか数十年の間に、世界でも有数の豊かな国から最貧国まで一気に欠け落ちました。
具体的に何が起きたのか、別の本の解説ですがこの記事とかこの記事が簡単でわかりやすいです。
この本自体はイラストも多く、1時間もかかわずさーっと読める、けど国のあり方を考える上で示唆深い本。

 

●わたしが正義について語るなら 

アンパンマンの作者・やなせたかしさんの自伝的に語られていきます。
戦争に行って帰ってきたら、皆が信じるものが、世界が、完全に変わっていた。そんなやなせさんが感じた不変の正義は「献身と愛」、そんな思想がアンパンマンに生きていると。(振り返ればそうだけど、当時はそんな綺麗事じゃなくて死ぬほど仕事する中でのただの一作品だったとのエピソード添え)

アンパンマンのマーチ」の中に、"愛と勇気だけが友達さ"という歌詞があります。それで抗議がきたことがあるんだけど、これは、戦うときは友達を巻き込んじゃいけない、戦うときは自分一人で思わなくちゃいけないんだということなんです。

全く関係ありませんが、家の近くのアンパンマンショップは常に大人気です。

 

●私は魔境に生きた 

私は魔境に生きた―終戦も知らずニューギニアの山奥で原始生活十年 (光人社NF文庫)

私は魔境に生きた―終戦も知らずニューギニアの山奥で原始生活十年 (光人社NF文庫)

 

安倍首相が真珠湾に慰霊訪問した2016年末。思い出したのはこの本でした。
ニューギニア島で終戦を迎え、そのまま密林の中で10年生活。
人が生きていくってなんて大変なんだろうと。ただ食べていくってなんて大変なんだろうと。
生々しいお話ばかりで、本の終盤になっても読み終えたくないと思わせてくれるノンフィクションでした。

 

●数学者たちの楽園 

数学者たちの楽園: 「ザ・シンプソンズ」を作った天才たち

数学者たちの楽園: 「ザ・シンプソンズ」を作った天才たち

 

シンプソンズの製作陣には、数学の修士号、博士号取得者がゴロゴロいると。。すごい。。いい作品を作る人は遊び心がある人。それを実感します。
本の中で、"3987^12+4365^12=4472^12"が一瞬紹介されていて電卓で計算してから「フェルマーの最終定理が!!!!」ってなるんですが、少し読むと解決します。一瞬ぶったまげました。洒落てる。
あとですね、インドの数学者ラマヌジャンのエピソードが出てくるんですが、それ以来1729という数字が大好きになりました。詳しくは、ぜひ本書で。

 

 ●はたらく細胞

体の中を一つの社会に模して、風邪やがん、花粉症などの時に体の中がどんな風になっているのかを教えてくれるマンガ。こういうコンセプト大好き。
高校の教室に是非置いておいてほしい本。
マクロファージむちゃかっこいいし、好酸球かわいいし。。。 彼/彼女らに支えられて、今日も元気に生きていけるんですね。

 

●大人はもっと遊びなさい

遊びます(力強く
お国が副業を後押しするような世の中ですし、目の前の仕事に縛られるんじゃなく、適度に遊んで、人生を豊かにしていければいいなぁと思います。

 

●あなたの会社が理不尽な理由 

経営学者の読み方 あなたの会社が理不尽な理由

経営学者の読み方 あなたの会社が理不尽な理由

 

会社勤めをする中で、なんでこうなっているの?と思う幾つかのことに、経営学の論文をベースにした見解をシェアしてくれます。
例えば、少額な出費と大規模な投資があったときに、少額な出費ほど会議や決断、確認に多くの時間をかけてしまうこと(あるある)。これは、経営陣でも大規模投資の経験は少ないために発言する人も少なければ意思決定に関与したがる人も少ない一方、小さい出費であればみんな自分の経験があるから色々言い出し結果やたら時間がかかるから。思い当たることがあったりなかったり。。
全般としては新規事業系のお話が多いです。頭でわかっていて実行できていない人が多いこの業界ですが、ぜひ参考図書に一冊。

  

 ●魂の退社

魂の退社

魂の退社

 

人生思い切り。 一瞬私もアフロやってみようかと思いました。

 

●アメリカは食べる 

アメリカは食べる。――アメリカ食文化の謎をめぐる旅

アメリカは食べる。――アメリカ食文化の謎をめぐる旅

 

食から見るアメリカの文化論。いま思い返しても、内容がずっしりと濃い一冊。
この方の書評ブログがとてもよくまとまっています。

 新天地アメリカに渡ったイングランドからの入植者である白人たちが、先住民たちネイティブアメリカンと食べ物を分かち合い、新世界の食材と、先住民の知恵と工夫、そしてイングランドの調理道具と調理法が融合し、お互いが食卓を囲んだことが真のアメリカ料理の始まりであった。そしてこれが、アメリカ料理の本質であるという。

 それは後に、ドイツ、フランス、イタリアなどヨーロッパや、アジア、南米からの移民たちが持ち込んだ自国料理が、アメリカの地で変容し、多種多様な民族が寄り集まって作り上げた、世界に類を見ない希有な「食」になったのである。

 また、もう一つ、アメリカの負の歴史から生まれた「食」もまた、アメリカ独自の「食」であることを知らなければならない。ソウルフードである。

 著者の方は映画や音楽が専門とのことですが、その方がこんなに豊かに文化のことを語る姿にかっこいいなぁと。
いつかお会いしてみたい方が増えました。

 

●TEAM OF TEAMS 

TEAM OF TEAMS (チーム・オブ・チームズ)

TEAM OF TEAMS (チーム・オブ・チームズ)

  • 作者: スタンリー・マクリスタル,タントゥム・コリンズ,デビッド・シルバーマン,クリス・ファッセル,吉川南,尼丁千津子,高取芳彦
  • 出版社/メーカー: 日経BP
  • 発売日: 2016/04/01
  • メディア: 単行本
  • この商品を含むブログを見る
 

100名を超える大きな組織で働く人、そんな人たちと一緒に働くことのある方々にとてもおすすめです。部署の課題図書にしてもいいくらい。
2000年代、イラクに乗り込んだ米軍は大苦戦。兵器の質や量、兵士のトレーニング、情報戦どれを取っても米軍の方が圧倒的に優っているはずなのに。著者は当時の司令官。苦戦の原因を意思決定や情報共有、さらにはチームとしての成り立ちにもとめます。情報が高速に行き交う現代において、軍隊に代表されるピラミッド型/MECE型組織は最適ではないのでは。組織の透明性を高め、あらゆる情報を共有し(著者は数千人参加の会議をWeeklyで行った)、意思決定の権限を現場に移譲していく。そうしていかないと、ゲリラ戦に対応するだけのスピードを組織として担保できない。
これからの戦略は、チェス(のような逐次手番ゲーム)ではなく、(勝手に育つ農作物を最適に管理する)菜園ゲームであるべきだ、というのも印象的でした。
読みながら組織/チームに関するいろんな問いが想起される、とてもいい本です。

 

3月のライオン 

3月のライオン 12 (ヤングアニマルコミックス)
 

辛いことがあるたびに読み返すマンガ。大好き。
次女・ひなたちゃんのいじめのところ読むと必ず泣いてしまう。。。。

 

●子供は40000回質問する 

子どもは40000回質問する  あなたの人生を創る「好奇心」の驚くべき力

子どもは40000回質問する あなたの人生を創る「好奇心」の驚くべき力

 

子供のように考えろとはよく言ったもので。
知識偏重型ではない教育を、と言われて久しいですが、この本では「好奇心のベースにあるのは知識だ」とされています。知らないことを知らない、という状態から、知識があってやっと知らないことを知る、という状態にいける、と。

好奇心は不服従のもっとも純粋なかたちである(ウラジミール・ナボコフ

好奇心にあふれた毎日にするためにも、自分が知らない物事に日々気づき、それに謙虚である自分でいたいと思います。

 

●未来政府

未来政府

未来政府

 

カリフォルニア州副知事が語る、これからの行政の形。ちょうど先日Code for Kanazawaの方々と仕事でご一緒したので、タイムリーに頭に入ってきました。
20世紀末から、世界中で新たな製品/サービスが生まれ、それによって人々のコミュニケーションが大きく変わってきたのに、政府と国民・市民とのコミュニケーションはここ数十年全く進化していない、それはなぜだろうか。これからの行政はどうあるべきなんだろうか。自身でスモールビジネスをいくつも立ち上げてからサンフランシスコ市長を経て現職に至る著者は、起業家の視点、行政の視点それぞれから未来を語ります。
投票するだけでなく、「選挙に行こう!」と叫ぶだけでなく、自分で生み出せる進化はなんだろう、と考える良いきっかけになりました。

 

●あなたの体は9割が最近 

あなたの体は9割が細菌: 微生物の生態系が崩れはじめた

あなたの体は9割が細菌: 微生物の生態系が崩れはじめた

 

今年読んだ本の中で、実生活に一番変化をもたらしたのがこの本。
ぜひ買いましょう食物繊維難消化性デキストリンhttp://amzn.asia/8bOc1x2)。抗生物質の摂取は適切に。
最近マイクロバイオームだったり腸内環境だったり、テレビでも取り上げられるようになりましたね。ヘルスケア系のコンテンツはいろんな情報が飛び交っているので、信頼できるソースの情報を丁寧に拾っていきたいです。

 

●空から降ってきた男 

空から降ってきた男:アフリカ「奴隷社会」の悲劇

空から降ってきた男:アフリカ「奴隷社会」の悲劇

 

 渾身のルポ。中身を読んでると、20世紀以前の話かと錯覚するような、深い深いアフリカの闇のお話。 
奴隷制は、まだいきています。

 

 ●ザ・会社改造

三枝さんの本はどれも大好きなんですが、ミスミでの経験をダイレクトに書き起こした最新作は読み応えたっぷりでした。戦略立案、海外事業の立ち上げ、コールセンターの集約、製造機能獲得のための買収、どれも強烈なインパクト。

・戦略とは何か?
・新規事業を考える際の事業シナジーとは何か?
・改革を乗り切るために必要なストーリーはどう紡がれるのか?
いろんなことに示唆をくれます。

戦略プロフェッショナルからV字回復の経営まで、合わせて読み返すのがお勧めです。

 

ここから、私の年末用の読書リストです。

 

●世界史B講義の実況中継シリーズ(1)~(4) 

青木裕司 世界史B講義の実況中継(1) (実況中継シリーズ)

青木裕司 世界史B講義の実況中継(1) (実況中継シリーズ)

 

集中して纏め読みできる貴重な期間なので。全四巻まとめて。

 

●大衆の反逆

大衆の反逆 (ちくま学芸文庫)

大衆の反逆 (ちくま学芸文庫)

 

大統領選があんな結果になる世の中なので。

 

以上です。少し早いですがみなさん、来年もよいお年を。 

(わたし宛のお年玉ですが、こちらで受け付けております!全力で)

2016年7~9月】読んでよかった本5冊

こんにちは。

この3ヶ月は本屋さんを巡ったりSNSでお勧めされている本を手に取ったりして、いい本との出会いがたくさんありました。

その中でも、いまの私がおすすめする本5冊を紹介します。

 

●コンテナ物語

コンテナ物語―世界を変えたのは「箱」の発明だった

コンテナ物語―世界を変えたのは「箱」の発明だった

 

 2013年の、ビル・ゲイツが選んだ「今年読んでよかった本7冊」に選ばれた本です。遅ればせながら手を伸ばしてみました。

1950年代にコンテナを発明し、海運業を「船を運行する産業」から「貨物を運ぶ産業」へと再定義したマルコム・マクリーン。それまで人手で個別に積んでいた貨物を、コンテナという箱を使って一気に積載することで金銭・時間両方のコストを驚異的なレベルで圧縮することに成功しました。

この本が面白いのは、この「荷物を箱に詰めてまとめて運ぶ」ということを実現するのがいかに大変か、それを教えてくれるところ。港の労働者は反対するし、箱の規格を決めるのにいくつもの機関が出てきて話がまとまらないし、トラックや鉄道屋さんもいろいろゆーてくるし。

優れたアイディアを世の中に広げていくことの困難、蓋しそれが実現した時のインパクトの大きさを教えてくれます。このような発明がもっと大きな社会変化を起こしうる、という実例を挙げてくれる本(世界を作った6つの革命の物語)もおすすめです。

 

トヨタ生産方式

トヨタ生産方式―脱規模の経営をめざして

トヨタ生産方式―脱規模の経営をめざして

 

恥ずかしながらこれも今更ですが、 1970年代に書かれた名著。

有名な"ジャストインタイム"や"カンバン"といった単純な手法の話ではなくて、トヨタという会社が、生産において何に焦点をおいて、そのためにどのようなコンセプトを作り、いかなる手法で実現したのか、ということが書かれています。私は、「トヨタの生産は、中央統制に従う共産主義ではなく、顧客に基を置く市場主義に基づいて運営される」ということなんだと理解しました。

 

●あなたの体は9割が細菌

あなたの体は9割が細菌: 微生物の生態系が崩れはじめた

あなたの体は9割が細菌: 微生物の生態系が崩れはじめた

 

この3ヶ月読んだ本の中で一番衝撃と影響を受けた本です。

タイトルそのまま、私たちが自分だと考えている存在のうち、実際に人間の細胞が占めている割合よりも、細菌や微生物の数の方が多いんだと(数として)。そしてどの細菌や微生物が体に住み着いているかで、身長や体重といった身体特性、糖尿病や自閉症などの疾患、さらには性格までが影響を受け得る、と。(痩せたいなら何より食物繊維ですってよ)

こういう本は「抗生物質ダメ!」「出産は自然分娩で!」などと言い出す本が多いんですが、著者はそんなことなく、バランスのとれた展開をしてくれます。

これからは、自分の菌に優しい生活をしたいと思いました。 

 

●ザ・会社改造

 V字回復の経営などで有名なミスミの三枝さんの最新著作。大好き。
ご自身が、どんな思いでミスミの経営を引き受け、その後社内でどんなチャレンジをしてきたかをテーマに、会社が変わっていく様を描いています。

印象的なのは、失敗について相当具体的に踏み込んでいるところ。海外展開や社内のカスタマーセンター整備など、一つ間違えば大火事になりえた問題について、克明に書いてくださっています。

「創って作って売る」という商売の基本サイクルをベースに、今の会社に何が起きているのかを"観察"する。そこから自分/自社に対する"強烈な反省"を行い、"戦略"を定める。そこから出てくる"アクションプラン"に従ってスピード感を持って実行していくこと。

また本棚に素敵な本が増えました。

 

●戦争広告代理店 

ドキュメント 戦争広告代理店〜情報操作とボスニア紛争 (講談社文庫)

ドキュメント 戦争広告代理店〜情報操作とボスニア紛争 (講談社文庫)

 

 世論を味方につける。企業買収などでも重要視されるテーマですが、もちろん戦争・紛争でも。「民族浄化」という言葉が、紛争を有利に運ぼうとするPR会社が考え出した言葉だということを初めて知りました。

SNSの登場などで世論形成のためにアプローチしなくてはならない前線が広がっていて、今現在この本の中で描かれている方法がどこまで有効かはわかりません。ただ、たった一つの言葉を生み出すことが、重要な人間からの一言を引き出すことが、大きなパワーになるのは今でもそうなんだろうなと。

ただ、何が正しいのかますますわからなくなる今、こういうことでいいんだろうか(ダメだとして何か打つ手はあるんだろうか)と思いにふける、そんな時間を与えてくれる本でした。

 

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こんな感じです。また3ヶ月後に。

2016年4~6月】読んでよかった本5冊

こんにちは。
この3ヶ月は、本屋さん(Amazon含む)を徘徊しながら目に付いた本をぱーっと買って読む日々でした。
その中でも今の私にとって面白かった本を5冊紹介します。 

 

●あなたの会社が理不尽な理由

経営学者の読み方 あなたの会社が理不尽な理由

経営学者の読み方 あなたの会社が理不尽な理由

 

著者が日経ビジネスオンラインで書いていた記事をまとめたもの。
タイトルや、帯にある「なぜ会社は何億円もの失敗よりもタクシー代にうるさいのか」 という問いについてだけでなく、社内の人材教育や組織の意思決定スピードに関する問題など、幅広いトピックを扱っています。どの章も、それを専門に扱った書籍や論文をリファーしてくれるので、もう一段深めたいなぁっていう時にもありがたいです。
中に出てくる、ダニエル・カーネマンの「結局、建設的な批判とはどれだけ深みのある言葉遣いができるかにかかっている。」という言葉がとても素敵だと思いました。

 

●数学者たちの楽園:「ザ・シンプソンズ」を作った天才たち

数学者たちの楽園: 「ザ・シンプソンズ」を作った天才たち

数学者たちの楽園: 「ザ・シンプソンズ」を作った天才たち

 

謎の黄色いキャラクターが活躍する米アニメの代表作、シンプソンズ。その裏側を支えているのは数学ギークなんですよ、っていうお話です。「フェルマーの最終定理」等を書いたサイモン・シンの新作。
各エピソードに隠された数学に対する敬意、それ誰にも気づかれないやろっていうところにまでこだわる姿勢(例えば、あるシーンで黒板にちょこっと書かれた3987^12+4365^12=4472^12って式とか)、素晴らしいなぁと思いながら読みました。
私が一番好きなのは、タクシー数・1729のエピソード。

パトニーで病に伏す彼(ラマヌジャン)を見舞ったときのことである。
私が乗ったタクシーの番号が1729だった。特に面白味のない数のように思われたので、よからぬお告げでなければいいのだが、とわたしは彼に言った。すると彼はこう言ったのだ。「いやいや、それはともて興味深い数ですよ。二通りの異なる方法で、二つの三乗の和として表される最小の数なのですから」

 

●わたしが正義について語るなら

 アンパンマンの作者、やなせたかしさんが語る正義について。

逆転しない正義は献身と愛です。

ご自身が半生を振り返りながら書かれる、愛や正義についての文章。
四谷三丁目のアンパンマンショップの前を通るたびにこの本を思い出します。

 

アホウドリの糞でできた国 - ナウル共和国物語

アホウドリの糞でできた国―ナウル共和国物語

アホウドリの糞でできた国―ナウル共和国物語

 

 聞いたことがない人がほとんどかもしれません、ナウル共和国
ぜひ読んでくださいこの本。父にも紹介したところ、one of his life-time bestsに入ったようです。
 

●パクリ経済 

パクリ経済――コピーはイノベーションを刺激する

パクリ経済――コピーはイノベーションを刺激する

 

 著作権が認められないけど、どんどん新しいアイディアや製品が生まれてくる領域があります。
料理、一部のファッション、コメディ、スポーツやボードゲームなどの戦術、フォント、、、、などなど。
著作権保護を主張する背景にある「コピーは創造性を殺す」「イノベーションのための権利保護を!」そんな主張は本当に成り立つのか。
少し厚めですがすいすい読める、なめらかな本でした。

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こんな感じでした。また3ヶ月後に。

2016年1~3月】読んでよかった本5冊

こんにちは。
2016年最初の3ヶ月は、発刊時期が最近の本を中心に手を出してみました。
そのうちの5冊です。

本を読むことで、普段触れないテーマにも興味の飛び地を置いていく。そんなことを考えています。
もっともっと力をつけて、いろんなものごとにアプローチできる人になりたいと思います。

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●地理の話大全 

誰もがその先を聞きたくなる地理の話大全 (できる大人の大全シリーズ)

誰もがその先を聞きたくなる地理の話大全 (できる大人の大全シリーズ)

 

まず著者。「おもしろ地理学会」。この時点で購入決定。
"知らなくても生きていく上で全く困らないけど、なんとなくの小咄のネタになる知識"があふれています。
地球上で最も登りやすい「大陸最高峰」は?
ベトナム人の40%が同じ名字なのはなぜ?
「岩手」という県名の由来は? 
今まで行ったことのない土地も、少しだけ身近になったような気がします。

 

●アメリカは食べる --アメリカ食文化の謎をめぐる旅

アメリカは食べる。――アメリカ食文化の謎をめぐる旅

アメリカは食べる。――アメリカ食文化の謎をめぐる旅

 

エコノミストの昼ごはん」 を読んだ後にその続きで手を伸ばした、700ページ超えの大著。
アメリカの食文化の謎、とタイトルにはありますが、内容はアメリカ史に対する洗練された考察でした。

アメリカは、移民たちの各自の食の文化を、アメリカの「食文明」に仕立て上げるしかなかった。それが「アメリカ食」の宿命であった。(本書あとがき、pp.724)

なぜアメリカの食はある面で画一的なのか、アメリカの中華は東アジアで食べる中華と異なるのはなぜか、などなど、深く深く潜っていく素敵な本。

 

GDP --<小さくて大きな数字>の歴史 

GDP――〈小さくて大きな数字〉の歴史

GDP――〈小さくて大きな数字〉の歴史

 

経済学部卒ながら、知らないことが多い概念でした、GDP
アメリカの経済分析局はGDPについて「20世紀で最も偉大な発明の一つ」としています。その他の偉大な発明、インターネットや化学素材などと同じで、戦争のために生み出された概念がこのGDPなんだと、初めて知りました。
「資本主義の終わり!」「幸福度だ!」と言い出す方々に反射的に冷たい視線を送ってしまう私ですが、そんな方々にも是非この本をご一読いただくことをお勧めしたいです。

GDPは最近流行りの「幸福度」のような指標よりは確実に役に立つ。ただし、GDPだけで景気が図れるかというと、そうではないと私は考えている。GDPは20世紀の大量生産経済を前提とした指標であり、21世紀の経済における急速なイノベーションやデジタル化された無形サービスには対応しきれていない。(本書はじめに、pp.12) 

 

●自分では気づかない、ココロの盲点

ありがとう、ブルーバックスシリーズ、大好きです。
本書の内容、例えば、、、、、、、、、
「あなたのユーモアの理解度は世間でどのくらいに位置していると思うか」という質問を投げると、ユーモアの理解力のない人ほど「自分はユーモアがわかる人だ」と実力以上に実力評価をします。これを、ダニング=クルーガー効果といいます。

上の例を見て、皆さんどんな反応をされますか?
①いるいる、そういう人!
②もしかしたら私がそうかも
これ、多くの人が①を選択します。ヒトは「自分は公平で正しいのに、他人は視野が狭くて偏見に満ちている」と考えがちです。Bias Blind Spotと呼ばれる現象です。
こんな事例が80コ。
自分をメタに認識するために、持っておきたい視点。

 

●中国第二の大陸 アフリカ --100万人の移民が築く新たな帝国

中国第二の大陸 アフリカ:一〇〇万の移民が築く新たな帝国

中国第二の大陸 アフリカ:一〇〇万の移民が築く新たな帝国

 

 中国がアフリカに膨大な投資をしている、というお話を聞き始めてから何年も経ちますが、中国出身者ひとりひとりが各国でどんな生活をしているのかを読んだのはこれが初めてでした。
「儲けたかったら中国人がいる国に行くべきだ。なぜなら、それがその国には大金持ちになるチャンスがあるということだから」
面白いです。すごく生々しい。

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4月以降も楽しみです。

 

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