ねずこん読書記録

小さな会社を経営しています。読んだ本について書き残していきますー

記録#291 『禅の名言100』

 

禅の名言100 (学研新書)

禅の名言100 (学研新書)

 

感じたこと


  • 即今。今ここを大切に。妄想を廃する。他人との比較を配する。正しく、ただある。
  • 脚下照顧。放下著。本来無一物。繰り返し。

内容


  • 日日是好日」「一期一会」「喫茶去」「本来無一物」……仏教のみならず茶道、武道、華道、書道、詩歌にまで大きな影響を与えた、これだけは知っておきたい禅の言葉を厳選紹介。常識と固定観念を破壊し、人生に驚きの発想をもたらす、禅の知恵を学ぶ本!

引用メモ


無門慧開 は、平常心をこう詠んでいる。 「春に百花あり、秋に月あり、夏に涼風あり、冬に雪あり、もし 閑事 の 心頭 にかかること無くんば、すなわちこれ人間の好時節」  閑事とは分別やこだわり、つまりは人間的な無駄な考えごとである。一方、自然は何ひとつ無駄なことを考えないまま、ただあるがままに生きている。おそらくそれこそが平常心であり道だというのだろう。なるほど、表面的な自我を超えて日常を生きることができるのなら、そこはそのまま仏道となる。が、やっかいなことに、仏道などと大それた命題を構えているうちは、ますます平常心から遠く離れていってしまうのだ。

懈怠 の 比丘、明日を期せず