ねずこん読書記録

小さな会社を経営しています。読んだ本について書き残していきますー

記録#277 『孫子の兵法 見るだけノート』

 

ビジネスに使える! 孫子の兵法見るだけノート

ビジネスに使える! 孫子の兵法見るだけノート

 

 

感じたこと


  • 戦略論の大元としてよくリファーされる孫子。数千年前に書かれていたというのはすごいことだなぁとつくづく。
  • この本、内容の精度はそんなに高くないと感じました。コンサルタント、とは...

内容


  • 孫子の兵法:古代中国の武将、孫武が書いたとされる「孫氏」の中で紹介されている戦いのためのノウハウ
    • 孫武は紀元前5世紀の人物で、呉という国を支えた名軍師
    • 戦場の範囲が広がり戦いの期間が長引く中で、よい戦いのための思考法を整理したのが孫氏
    • 人と人とが競争する社会の中で使える原理がまとめられている
  • 勝負を判断する基準として提示している5つの要素
    • 道:戦いの大義名分、チームを奮い立たせるスローガン・ビジョン
    • 天:時代性
    • 地:地形、つまり戦う場所
    • 将:リーダーシップ
    • 法:決まりごと
  • 負けないために
    • 無人の地を行け:競合が少ない場所で戦う
    • 受け入れなければこの地を去る:仕事にこだわりを持つ、それが周囲を巻き込むことにつながる
    • 勝算を増やして戦う:打席に立つ回数を増やす
    • 戦いの目的を忘れるな:闇雲に争ってみても成果には結びつかない
  • 勝負に有効な作戦
    • 実践はスピードが命:時間をコストとして捉えて、スピードで勝負していくこと。優先順位を付けて最低限にフォーカスする
    • 戦いは短期決戦で
    • 敵の資源を利用せよ:相手の良いところはどんどんパクる
    • 自分の得意分野を見極める:オタクの掛け算をする
    • 不得意な分野で戦わない:実力を冷静に見極める
    • 勢いのある人は周りを前向きにする:多くの人を引き寄せるのは勢い。どんなチャンスも、人からもたらされる
    • 事前準備ははっきりと:以下4つのポイントを明確にしていく
      • 得失の計:実際に戦った時に自分が得るもの・失うもの
      • 動静の理:敵が行動する際に判断となる基準
      • 生死の地:敵の生死を分けるポイント
      • 有余不足の処:敵の強味と弱味
    • 戦わずして勝つのが一番:競争を断念させる、ブルーオーシャンに向かう、等
  • 戦いの現場で
    • 先手必勝:スタートダッシュは全力で。主導権を握って短期決戦に
    • 無形:型を守った後に、柔軟な対応に移行する
    • 勝ちぐせをつける:力をためて一気に放つ。力にメリハリを付けて。
  • 組織づくり
    • 感情をコントロールする:怒りや妬みに踊らされない
    • 勝兵はあらかじめ勝つ:かつ瞬間をイメージしてから望む
    • 戦いの土台は定石から:定石と奇策を混ぜ合わせて戦う