記録#211 『アー・ユー・フリー?』自分と自然に正直に。いつまでも柔らかく
英文学者・加島祥造さんの講演録。
根底に見えるのは老荘思想への深い信頼。
- Sense of Wonderを失わない。ゆっくり歩き、世を観察し、面白がる・喜ぶ
- 先頭を走ろうとしない。人の後ろでいいじゃないかと、受け入れる
- 空っぽにする・なることを恐れない。仕事を、予定を、関係性を、それぞれ手放すことで入ってくるものを待つ
- 自分と自然に正直に。
ダライ・ラマの、
あらゆる宗教は同じことを伝えようとしている。それは、愛の優しさ、そして正直さなのだ。
というのはいい言葉だなと感じました。
落語、桂文楽師匠と古今亭志ん生師匠の比較もおもしろいなと。精密機械のような落語か、客に委ねる落語か。
自分に正直に。身を委ねながら。
読みながら、自分の生き方、仕事、家族のことを考えていました。良い本だ。