記録#205 『シンプルに考える』森川さんのLINE経営哲学
森川さんは言います。ユーザーのためになることのみをしよう、と。
更に続けます。それ以外のことは無視しよう、と。
この原則に従って、やることとやらないことを峻別していく。
- 競合をみない(=差別化は無視、競争をしない)
- 情報共有をしない(=アクションにつながらないミーティングにNoという)
- イノベーションを目的化しない(=ユーザーを見続けて結果的にイノベーションでした、を狙う)
- 偉い人はいらない(管理せず現場に権利権限をがつっと渡す、「決める」より「決める人を決める」)
- 成功の理想像はいらない(ミッションは明文化しない、過去の成功モデルは捨てる)
あたりの "Not to do(しないこと)"リストは参考になります。
そして目指すのは、ヒット商品を作り続けること。それがユーザーに貢献できているかどうかの指標であって、それをするための組織であるべきだと。
パッキリしていて、気持ちの良い本ですね。
シンプルに、シンプルに。