記録#199 『問題解決』思考のOSに、問題解決を。
問題解決――あらゆる課題を突破する ビジネスパーソン必須の仕事術
- 作者: 高田貴久,岩澤智之
- 出版社/メーカー: 英治出版
- 発売日: 2014/03/06
- メディア: 単行本
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ここ数年、思考系の本がたくさん出ています。
私のところにも、「ロジカルシンキングだったり、コンサル思考的なところで、おすすめの本はありますか?」
そう聞かれたらいつもおすすめしているのは『イシューからはじめよ』と、この本の2冊だけ。それくらい、この2冊にはエッセンスががつっと入っています。
なぜか?
この本は、
- 問題解決の殿堂、トヨタ自動車と一緒に作り上げてきたコンテンツをベースに、
- メッセージ化のプロ、コンサル出身者がまとめ上げた内容
だから。
ただ問題解決のコンセプトや考え方を整理されたものにするだけではなく、それを現場で使えるものにしないといけない。
そういう意味で、比較的同質的な人間が集うコンサルティングファームの中で教えられるようなものではなく、
人種から言語から出身国から職能から目的から、全て異なるメンバーと一緒にプロジェクトを進めていくトヨタ自動車のような組織の中で築き上げられたもののほうがよっぽど"実効性"を持った問題解決の手法なんだろうなと。
(私、ファクトのことをトヨタでは"現地現物"と呼ぶ、ということに唸りました)
ぜひ買って読んでみてほしいです。ぜひ買って読んでみてほしいですが、一番のエッセンスをまとめるとしたら、
How思考に飛びつかず、Where(問題所在の定義・具体化)とWhy(問題の原因)から手をつけろ
が思考面でのTips。そしてアクションとしては、
問題解決はチームですることだから、あらゆるフェーズで協働することを大切に
かなと。
アクションの方の難易度が高いのは常にそうなので、これは各組織の色に合わせてチューニングが必要でしょう。
問題解決を「思考のOS」と位置づける
思考のOSと位置づける、というのは理想であり素敵な表現だなーと感じました。
これからもいろんなプロジェクトで、いろんな問題解決に貢献していきたいな。
がんばります。