記録#184 『やらないこと戦略』ToDoリストよりToDon'tリスト
やらないこと戦略 最大限にクリエイティビティを上げる時間管理術
- 作者: ドナルド・ロース,露久保由美子
- 出版社/メーカー: CCCメディアハウス
- 発売日: 2018/08/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
Todoリストを使っている人は多いけど、それよりも大切なのは"To Don't"リスト(やらないことリスト)をつくること。
そんなことを教えてくれる本でした。
やりたいことを濃縮して、"ハッシュタグ化"する
まずは自分のやるべきことを見定めるために、自分なりの強みややりたいことをぐーっと濃集していくことを目指す。やりたいことをまず3つに絞り込む、そこから更にその3つの共通項をあぶり出す。これで濃縮完了。
さらに、その1つの共通項を自分自身のハッシュタグにしてみる。ちなみに、書体デザイナーである筆者のハッシュタグは、 "#typoinmotion"(タイポインモーション)。かっこいい。
そこから仕事を選んでいく、やるべきことを決めるときには、「このハッシュタグに沿っているかな?」と振り返ること。
InstagramやFacebookに投稿をする際に、同じハッシュタグをつける、同じ文末で締める。そんな人がいますよね。自分の仕事について、そのハッシュタグが出てくるまで煮詰めるのが第一歩目。
"ハッシュタグ"を強化するために物事をシンプルに
著者は”ToDon'tList”というアプリをリリースしています。Todoの項目には3つまでしか登録しておけず、「まずはこれにフォーカスしなさい!」というメッセージを伝えます。それ以外の項目はすべてToDon'tsという欄に貯めておかれ、Todoの項目を一つをこなすたびに、新たに一つの項目が繰り上がる仕組み。
面白い。
「今やるべきプロジェクトにフォーカスして仕事をしていく」ために、本書の中で様々なことが提案されています。
- デジタルツールには積極的に課金して有料版を使うこと(結局それが一番安上がり)
- 自動化できるものはすべて自動化する(請求書を発行したり、メールを返したり)
- コンピュータはデジタルな鉛筆と割り切り、手書き・ホワイトボードをフル活用する
仕事の仕組みをシンプルに、本質的なことに取り組むためにシンプルに。そういう心がけでやっていきたいです。
素敵な問いかけ
本書の最後に出てきた問いかけの言葉、
「自分が作りたいものやしたいことを最もシンプルな形はなにか」
すごくいいなと思いました。
自問しよう。
忙しいが口癖の方、ぜひご一読のほど。素敵な気付きがあるはずです。
やらないこと戦略 最大限にクリエイティビティを上げる時間管理術
- 作者: ドナルド・ロース,露久保由美子
- 出版社/メーカー: CCCメディアハウス
- 発売日: 2018/08/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る