記録#139 『いま君に伝えたいお金の話』おカネをポジティブに捉え直す
タイトルからも分かる通り、若い人向けなんだと思います。内容もそれほど目新しいものではありません。
- お金を持っていると自由度が一気に上る、持っていて損がないもの
- とはいえおカネにコントロールされるようになってはいけない。自分のミッションを見つけ、それを実現するためにおカネを使おう
- お金はお金を呼ぶということを覚えておくべき。漫然と貯める・使うのではなく、目的のために着実にお金をためていこう
まあそうですね、という感じ。表紙/帯でだいぶ煽っていますが、買う勝ちがあるかというと、、、、
内容よりも気になったのは、村上ファンド的なお話が全く出てこずに、通産省での経験や被災地寄付の話がたくさん出てくること。
村上ファンドのドタバタを知らない若井人向けに、"お金のことをよくわかっている人"というセルフブランディングを行っていくための本、という感じでしょうか。表紙や中身にもイラストを多用して、ふんわりしたイメージを出すために頑張っている用に見えます。前作の『生涯投資家』とは雰囲気がぜんぜん違う。。。
本というのはいろんなツールに使われるんだな、ということに思いを馳せた読書時間でした。