記録#52 『ボードゲーム デザイナー ガイドブック』 楽しいゲームの作り方。
最近日本でも盛り上がりを見せているボードゲーム。
この本はドイツで出版されたものですが、ボードゲームデザイナーとという職業があるんですね。
熟練のボードゲームデザイナーである著者が書く、ボードゲームデザインのガイドブックがこちら。
ボードゲーム デザイナー ガイドブック 〜ボードゲーム デザイナーを目指す人への実践的なアドバイス
- 作者: トム・ヴェルネック,小野卓也
- 出版社/メーカー: スモール出版
- 発売日: 2018/05/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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私はゲームというものそのものに関心を持って読みはじめましたが、「人を動かすための仕掛け」について学びを得られた気がします。
なにがボードゲームを良いものにするのか
- 面白い基本アイディア
- 革新的な構造
- 明確なゲーム進行
- 革新的で魅力的なゲーム用具
- サプライズ効果
- ゲーム進行のテンポ
- インタラクション
- 興奮曲線
- キングメーカー効果
- 順位が途中で決まらないこと
- 最後まで参加できること
- チャンスとリスクのバランス
- 決定性と一貫性
- 規則性
- 一義的なルール
- 敷居の低さ
- ターゲット層とのフィット
ゲームのルールを誰かに伝えるときに含むべき内容とは
- ゲームのタイトル
- ゲームの種類(思考ゲーム、戦略ゲーム、等)
- 対象とするプレイヤー人数
- 対象年齢の幅
- ゲームの平均所要時間
- 用具リスト
- ゲームの背景にあるストーリー
- ゲームの目的/アイディアの簡単な説明
- ゲームの準備
- ゲームの進行ルール
- ゲームが終了する条件
- 勝者の決め方
- (場合によって)戦略のヒント
- (場合によって)ゲーム進行の例
- (場合によって)プレイヤー人数が異なる場合の特別ルール
- クレジット
プロトタイピング
とにかくテストせよ!テストプレイせよ!というのがメッセージでした。
友人に何度もテストプレイしてもらって、彼らを観察し、ルールを修正していけ、と。
面白い視点を得られた本でした。