ねずこん読書記録

小さな会社を経営しています。読んだ本について書き残していきますー

記録#274 『コンサルを超える 問題解決と価値創造の全技法』

 

コンサルを超える 問題解決と価値創造の全技法

コンサルを超える 問題解決と価値創造の全技法

 

 

感じたこと


  • 豊田佐吉の「障子を開けてみよ、外は広いぞ」は、蓋し名言。
  • 問題解決師ではなく、価値創造者になりたいなぁ。

内容


  • コンサルティングファームにおける問題解決のプロセス。特に重要なのは最初の3つで、以下にイシューを見極めるか。
    • 問題を定義する
    • 問題を構造化する
    • 優先度をつける
    • 分析方法を設定する
    • 分析を実施する
    • 発見内容を統合する
    • 問題解決法を提言する
  • 問題解決を実行するときには4つのプロセス。Why not yet? を問うことで本質的な解に迫る。
    • What? なにが問題なのか
    • Why? なぜそれが問題なのか
    • Why not yet? なぜまだそれができていないのか
    • How? それができるようになるにはどうすればよいか
  • Day 1仮説を持て。仮説がないところに解は生まれない。そしてその仮説を壊す勇気を併せ持つこと。仮説を捨てる、失敗を認めることを許容する。
  • 組織の表面積を大きくすることで機会と課題を発見しやすくする.
  • いろんなフレームワークがある。基本はに軸で切って、マトリクスに落とし込む。新しい軸を見つけ出すことがバリューになる。しかし全ては使い方。教科書通りに使っても示唆は出ない。ずらす。
  • マッキンゼーの問題解決10則
    • 問題とされていることが、本質的な問題とは限らない
    • 大きな視野で捉え直す
    • 仮説から始める
    • もれなくダブりなく問題を構造化する
    • 鍵となる変数にフォーカスする
    • できるだけ簡素・シンプル化する
    • 正しい答えは一つではない
    • 壊して、再構築する
    • ときに答えがふっと湧いてくる瞬間を大切にする
    • 問題がないことが最大の問題
  • コンサルタントになるためにはロジカルシンキングパターン認識、その根本に知的好奇心をもつこと。IQやEQはもちろん、倫理観や善の意識を持つこと。
  • 更に優れたビジネスパーソンになるために、

引用メモ


そこになにがあるか、ではない。次にどんな可能性があるかだ。

障子を開けてみよ、外は広いぞ