ねずこん読書記録

小さな会社を経営しています。読んだ本について書き残していきますー

記録#261 『将棋「初段になれるかな」会議』

 

将棋「初段になれるかな」会議 (扶桑社新書)

将棋「初段になれるかな」会議 (扶桑社新書)

 

 

感じたこと


  • わかりやすい!初心者として何を大切にすべきか、何は捨ててもよいのか、明確になりました。
  • 目指せ、アマ3段!

内容


  • プロの将棋を真似すれば強くなれる、とはいかない場合もたくさんある
    • 最近のプロの将棋では玉を囲わない将棋も多く見られるが、級位者(初段未満)にはハードルが高い
    • トッププロの多くは居飛車で戦うが、級位者にとっては飛車の側と角の側両方をケアしなくてはいけなくて難しい
  • 将棋の格言も、級位者が実践してもむしろ逆効果になってしまうものも
    • 「攻めの基本は飛車角銀桂」⇨桂馬を急いではねてしまい、逆に狙われる
    • 「三桂あって詰まぬことなし」⇨つまないこと普通にある
    • 「美濃囲いよりも銀冠」⇨1七、9七の地点をうまく使い、相手に渡してはいけない駒の計算ができないと固さを実感しにくい
  • 級位者向けの10の格言
    • 自陣は攻めと守りにわけよ:玉を主体とした守りのゾーンと、飛車を主体にした攻めのゾーンを分ける
    • 玉の囲いは金銀3枚:しっかり守る!
    • 攻めの順は歩⇨銀⇨大駒⇨最後に桂:桂馬を使うのは最後!
    • 馬は自陣で使え:敵陣で活躍できていない場合がよく見られる
    • 敵陣の龍は無駄に動くべからず:ただじっと。角のラインにご用心
    • 飛車の二枚替えにはご用心:プロのようにはいかない。飛車の価値は高い
    • 王手より詰めろ:王手は追う手
    • 一歩千金:自分の損がそのまま相手の得になる将棋。
    • 常に「と金」を考えよ:と金の遅早
    • 底歩は堅し
  • 詰みの形を覚える:詰将棋は解くだけではなく、答えを覚えるもの
    • 基本となるのは頭金と腹金
    • その後に肩金と尻金
    • さらには飛車や桂馬を使った詰め方も
    • なって詰む形。歩成や角成などなど
    • 駒を取って詰む、一間龍なども扱えると更にレベルアップ
  • 詰みを読むためには技をかけることが必要になることが多い。まずは詰めろから。
    • かつ、安い駒を使った詰めろなど、筋のよい詰めろを書けることができるようになるのが初段への道
  • 手筋:明確には定義されていないが「小さな投資で確実なリターンが見込めるテクニック」を指す
    • 垂歩:次が厳しくなる歩
    • 継歩:技を仕掛けるための事前準備の歩
    • 連打の歩:大駒などに対して仕掛けていく歩
    • 継ぎ桂
    • 割り打ちの銀
    • 銀ばさみ:歩でとりにいく
  • 次の一手などなど、いよいよ頑張って考える!形勢判断がつかないときには、攻め急がないように