記録#222 『仕事のストレスをなくす睡眠の教科書』ストレスとスリープをマネジメントする

仕事のストレスをなくす睡眠の教科書:ぐっすり眠り、スッキリ起きる方法

 仕事の現場での睡眠にフォーカスしたこの本。著者はメンタルヘルスについて企業や官公庁での講演実績が多数ある和田隆さん。

2015年の厚労省調査で約5割の人が睡眠不足を実感している中で、

スリープマネジメント＝ストレスマネジメント 

 を提唱しています。

• いかにストレスを上手くマネジメントし、よりよい睡眠を取るのか
• いかにしてよい睡眠をとり、ストレスを軽減するか

それぞれについてのアドバイスをしてくれています。
睡眠については、

• まずは自分自身の睡眠状況をアセスメントすること（アテネ不眠尺度や睡眠障害セルフチェック）
• 快適な睡眠習慣の実現に向けて準備をすること（日中のセロトニン生成、睡眠の質の改善のためのアルコールや電子機器利用の制限、等）

という基本を守ること。そしてストレスマネジメントについては、

• 自死のストレス対処パターンを知ること（計画、対決、気晴、高低、相談、逃避の6パターン）
• ストレス対処のための分析方法をいくつか持つこと（認知再構成法、ABC行動分析 等）

とのこと。

企業などでのストレスマネジメントのプロフェッショナルらしく、チェックシート事例などが豊富でした。

なるほど勉強になります。

ただ、本書の冒頭で、睡眠問題が解決に至らない2つの理由として、

• 実行力
• 継続力

が挙げられていました。何事も実行し、継続してこそ。

継続は力なり　3つの心理タイプ