記録#196 『生きるように働く』年末再読。
10月に読んだ本を改めて。
日本仕事百科のナカムラケンタさんが書く、働くということ。
前回読んだときにも、深く深く感じ入った本ですが、自分自身が非雇用者→雇用者(まだ従業員はいないけど)となり、「雇用(Job)」と「働くこと(Work)」は別の概念だということが身にしみてきた今、更に心に刺さるものがありました。
若林恵さんの『さよなら未来』を読んだ後だと、↓のような文章がぐっと刺さってきます。
「今は無駄なものを大量につくって、大量に安く売って、それを消費していくことを煽っている。私の友人のデザイナーも、デザイナーという仕事はそもそも人を幸せにする職業だったのに、今や経済を加速する職業に変わってしまった、と言うんです」
(pp.146-147、第三章 根を張り、幹を伸ばす)
PRやマーケティングのスペシャリストと呼ばれる人を見たとき、その人の話を聞いたときに感じる「俺が人を動かしている!」という変な圧力や気持ち悪い全能感が苦手で。
もっと自然に生きて、遊んで、働く。
自分はそんな姿のままやっていきたいなと改めて思いました。