記録#163 『コンピュータはなぜ動くのか』歴史を感じるメモリ="Pentium"...
コンピュータはなぜ動くのか?知っておきたいハードウエア&ソフトウエアの基礎知識?
- 作者: 矢沢久雄,日経ソフトウエア
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2003/06/02
- メディア: 単行本
- 購入: 43人 クリック: 514回
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川添愛さんの書籍の中で紹介されていた本書、第1刷が出たのは2003年です。
コンピュータの絶対的な基礎
世に出てから15年が経っているものの、本書の中で語られる3つの基本ポイントは普遍だと思います。
- コンピュータは、入力、演算、出力を行う装置である
- プログラムは、命令とデータの集合体である
- コンピュータの都合は、人間の感覚と異なる場合がある
1つめはコンピュータが"計算機"として稼働していること、2つめはフォン・ノイマンの貢献により高速計算・処理が可能になったこと、3つめは2進数・16進数への変換により文字・色・音など様々な要素を"計算機"で扱えるようになったこと、それぞれを示しています。
こういうレベルから振り返ることができるのはとってもありがたいこと。
この本はさらに、「マシンを作ってみよう!」みたいな方向性に進んでいき私では手が出ない領域に行ってしまうんですが、アルゴリズム・データベースあたりで私でも分かる内容に帰ってきます。
特に、データの取扱におけるFIFO or LIFOあたりの区別と、それが処理速度に及ぼす影響はなるほどそうだよな、となる内容。
下記のような文面が出てきて、歴史を感じるところも。。
みなさんがお使いのWindowsパソコンの中には、Pentium(ペンティアム)という名前のCPUが一つだけ装備されていることでしょう。メモリーは、記憶容量(32M~256Mバイト程度でしょう)に応じて複数が装備されています。
(本書 pp.26)
いまやCPUはCore i9シリーズ、メモリーはノートPCの標準構成で4~8GB。
時代の進歩とは恐ろしいものですね...!!
コンピュータはなぜ動くのか?知っておきたいハードウエア&ソフトウエアの基礎知識?
- 作者: 矢沢久雄,日経ソフトウエア
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