記録#111 『アドバイスかと思ったら呪いだった。』消え去れクソバイス。
犬山紙子さんが2015年に出していた『言ってはいけないクソバイス』の文庫版。
クソバイスとは、、
求めていないのに繰り出される、クソみたいなアドバイスのこと。相手のためを思っているようで、実は上から目線で持論を押し付けているだけのことが多い。なお、クソバイスすると大変気持ちが良い。
(pp.5)
わかる。ある。
恋愛、結婚、子育て、新卒就活、キャリア、趣味、、、、
あらゆるところで「アドバイスの形をとった自分の素晴らしさ発信」が行われていて、勝手にやってくれる分には構わないんですが、相手をなかなかに傷つけたりして、あかんです。
本書の中で心に残ったクソバイス、
- 仕事ばっかりしてると婚期逃すよ
- 若いんだからもっと何事にも積極的になりなさい。これだからゆとり世代は...
- 出る杭は打たれるわよ
- 東京や大阪に行くと価値観変わるよ
- えー、男なのに軽自動車?
- 才能は10代で輝かないともう無理
- ミルクで育てられてかわいそうに
言ってる本人に悪意がある場合もない場合も、なんなら好意がある場合もあるんですが、セクハラ・パワハラはこの類だなと。
「ごちゃごちゃうっせーな」といいたくなる時代ですね。
この本の中で各クソバイスに対して「クソバイス返し」が書かれています。無配慮な発言に対しては、面白く返していこうと決意。
おもしろ本。おすすめ。