記録#13『猫はためらわずにノンという』良い生き方は猫に学べ。
この本のコンセプトは、以下に集約されています。
確かに猫 は、人間よりよっぽど質のいい暮らしをしている。
猫が毎日をどう過ごしているかを観察し、何を思い、何を欲して生きているのかを考えてお手本にしたらいいかもしれない。(Kindle の位置No.26)
TwitterやInstagramで猫と一緒に生活している方々の猫愛を見るたびに幸せな気持ちになるんですが、
そういう方々は猫から生き方を学んでいるから、より一層幸せに見えるのかもしれません。
自由なら、あとはどうでもいい
東京で生活していると、みんな忙しさに汲々としているなと感じます。
いつか自由に生活をしたい!と考えながら、仕事や日常の雑務で自分をどんどん縛り付けて、自由からあえて遠ざかっているように見える。
猫は自分を縛ることなく、自由に生きている。たまには休みをとって、頭の大掃除をして、自由を体験してみるのが大切
まずは自分のことを考えよ
猫にとっていちばん大切なことは、自分自身の快適さを保つこと、であるように見えます。
そのために自分の縄張りを作りコンフォートゾーンにします。
物質的にも精神的にも、他人の世話をやく前に、自分の面倒をみることをまず考えよう。自分の面倒を一番よくみることができるのは、間違いなく自分自身だ。だって、自分が何をしてほしいかは、自分自身が一番よく知っているわけだから。 自分自身が幸せで生き生きとしていれば、あなたのそばにいる他人にもそれを分け与えることができるはずだ。 さぁ、ちょっとだけ猫のまねをして、あなた自身の縄張りを作ろう。(Kindle位置:No.247 )
猫が静けさを好むわけ
街はどこもうるさくて苦手です。クラクションだったり携帯電話の通知音だったり。
世の中の騒音というものは、それが心の安らぎまで奪っていくからストレスとなる。その前に心の中の静けさを少しでも確保できれば、耐えられる(Kindle位置:No.616)
猫は静かな環境でこそいきいきします。見習って、うるさいところを離れて、静かなところで頭を整理したいです。
猫は仲間を選んでいる
猫は気の合わない仲間とは付き合わない。一方で人は、鼻持ちならない人や気に食わない人とも、しょうがないなーと色んな理由を付けながらわざわざ近寄っていったりする。
バカなヤツはいる。もともと人間はバカな生き物なのだ。でも、そんなヤツと無理につきあうことはない。あなたの人間関係をバカに捧げる必要はないのだから。 (Kindle位置:No.634)
猫、↑みたいなこと思っていそう。
欲しいものは欲しいという
なにか欲しい時、人は、言ったり言わなかったり。言ったとしてもふんわりと伝えるだけだったりします。
ほしいときは、明確に。言わないと伝わらないもの。
猫は何かが欲しい時、回りくどい表現をしないし、欲しいものが手に入るまでとことんあきらめない。 (Kindle位置:No.913)
本当に大切なこと以外にはかまうな
やっていることや持っているものに縛られないこと。大切なことは何?とよくよく問いかける。
猫には、もっている物も社会的な地位も意味がない。他人からどう思われようと、どう見られようと、あるいは批判されようとどうでもいいことなのは、すでに十分見てきた。
いつも自分を取り巻いている環境やもっているものは、いわば鏡の中の自分のようなものだ。いくら磨き上げても本当の自分とは違うのだから、そこまでこだわる必要はないと猫が教えてくれているのだろう。
(Kindle位置:No.1,067)
上を目指すときには猫を眺めよう
高いところを目指すのはいいけど、何があっても自分に優しく。
何かをしなくてはならない時、私たちはわざわざハードルを高めにして、自分に厳しくしてしまいがちだ。それは下手をすると、自分で自分にムチ打つ結果となる。
高い野心をもつのはいい、ベストをつくすのもいい。それがしかしうまくいかない時のことを考えてみよう。失敗した自分にどのくらい寛大になれるか、ここがポイントだ。
あなたが正直で、仕事やプロジェクトにできるだけのことをしたのなら、誰もあなたを責めたりしないはずだ。まして体を壊してでも、どんな時でもすばらしい成果を出せなんて言う人はいない。(Kindle位置:No.1,119)
自分の生活を冷静に振り返りたくなる、素敵な本でした。