まとめ#2 今年上半期、私が読んだ15冊
6月も終わりに近づいてきたので、今年の上半期で読んだ本の一部をご紹介します。
仕事関連の本は抜きで、趣味のものだけです。
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・年収は「住むところ」で決まる(エンリコ・モレッティ)
年収は「住むところ」で決まる 雇用とイノベーションの都市経済学
- 作者: エンリコ・モレッティ,安田洋祐(解説),池村千秋
- 出版社/メーカー: プレジデント社
- 発売日: 2014/04/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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個人的な上半期ベスト。
「学歴で年収は決まらない」って研究が出されたりもしていて、年収を上げるためには、学歴や資格と取るのではなくて、さっさと景気の良い街に移り住むっていうのも選択肢の一つですね。(学歴の高い人のほうがモビリティが高いという話があったりしますが)
原題のほうが素敵だと思います。
しかし、地方はどんどん衰退してしまうんでしょうか。産業を。長野に産業を。
・グリード(真山仁)上・下(+ハゲタカ、ハゲタカII、レッドゾーンも合わせて読みました)
鷲津さんが主人公の「ハゲタカ」シリーズ第4段。
今回の舞台はアメリカ。陰謀策術たっぷり。
何よりリンさんが素敵。こんな女性、どこにいらっしゃるんや・・・
・プライド(真山仁)
同じく真山仁の短編集。
農業や政治、医療に至るまで、それぞれの分野で希望を持って働く人と、そこに立ちはだかる障壁の存在(そしてなぜその障壁がかくも高いのか) について魅力的に描き切っています。
私は冒頭の農水省で官僚として戦う人のお話が好きです。
・コラプティオ(真山仁)
真山仁が好きすぎて。
リーダーシップって何なんでしょうね。政治とメディアと、自分の知らない世界がまだまだたくさんあるんだなぁ。
・虚像の砦(真山仁)
まだまだ真山仁。
「便利になるということは、不便な時に持っていた美徳を捨てることだ」(by主人公の父)
かっこええです。
・ベイジン(真山仁)上・下
もっと真山仁。
原発押せ押せだった2008年に出された本書。五輪で開催に沸く中国で、世界最大の原発が建設される。その中で戦う日本の技術者、国の圧力、迫りくるメルトダウンの危機。
今だからこそ読むべき本。
・巨大外資(高杉良)上・下
正月に父親から渡されました。
組織内の争い、どろどろしすぎですね・・・
外資はどこもこうなんでしょうか・・・怖い
・坂の上の雲(司馬遼太郎)1~8巻
不朽の名作。
今までは弟・真之の生き様が素敵だと思っていましたが、今回は好古祭りでした。
あと、日本陸軍・ロシア帝政の組織の硬直性を見ながらいろいろ考えたり。自分の考え方の定点観測。
・青天の霹靂(劇団ひとり)
映画がとてもよかったので。(長野県上田市で撮影されてます)
自分の惨めさを受け入れるんや。
これを読んだ後に東大の先生の研究者になるまでの道程に関する文章を読んで、一層心打たれた次第です。
・舞姫(森鴎外)
中学以来。
ダメな男ですね主人公。。。
・法然親鸞一遍(釈徹宗)
法然が仏教を「悟り型宗教」から「救い型宗教」へと再構築した、っていう指摘に、ほぉぉぉ、となりました。
他力本願万歳。
だれか、救ってください(ぺこり
・私がマッキンゼーを辞めた理由(石井てる美)
私がマッキンゼーを辞めた理由 ―自分の人生を切り拓く決断力― (角川書店単行本)
- 作者: 石井てる美
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
- 発売日: 2013/10/21
- メディア: Kindle版
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以下引用。
"自分がそれまで「東大の学生です」「マッキンゼーに勤めています」という肩書や所属でアイデンティティーを保てていたことに、恥ずかしながら人生でこのとき初めて気づきました。そういう肩書、つまりはほとんどが自分の力ではなく運や環境によってたまたまもたらされたにすぎない肩書、を持つことで「自分はちょっと特別だ」「他の人とは違う」みたいな勘違いを恥ずかしながらしていたことも、認めざるをえません"
・シグナル&ノイズ(ネイト・シルバー)
年末から 流行っていた本。
「ビッグデータ!とりあえず分析!」
いやいやそうじゃなくて、まずは有益なシグナルと異常なノイズを識別しようぜ、っていうことですよね。素敵。
・Give & Take (アダム・グラント)
GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代 (単行本)
- 作者: アダムグラント,Adam Grant,楠木建
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2014/01/10
- メディア: 単行本
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これも流行り本。
研究結果にサポートされた主張にはなるほどとなりました。
自分が自分が、っていう人は嫌な奴ですもんね。
・しなやかな日本列島のつくりかた(藻谷浩介)
スイスで観光業をやられている方のお話が面白かった。
「ゆるキャラを作っている自治体はだめです」と言い切られていて、「ねずこん・・・(長野県坂城町のゆるキャラ)」となった次第です。
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もし上にある本を読んだ方がいらっしゃればぜひご感想をお知らせくださいませ。
下期も楽しく読書していきます。
ではでは(ぺこり