たなかの読書記録

淡々と、読んでよかったなぁと思う本を紹介していきます。本のジャンルはばらばら。紹介するタイミングは四半期/年ごとが基本、その他は気まぐれです。

『しんどいオカマのお悩み相談』正論でなんともならないこの世界で

わたし、Twitterで大活躍の「西のオカマ BSディム」さんという方が大好きです。 twitter.com そんなディムさんが匿名で寄せられる一般の方のお悩みに答える連載が最近本になったので、手を伸ばしてみました。 副題が 明るくないし強くもない孤独に苦悩し続け…

『弱いAIのデザイン』AIに強弱あるんですか?という人にぜひ

AIああAI、と喧しい時代 「AI(人工知能)に仕事を奪われる」「今後10年で現在の半分の仕事がなくなる」 そんな話の起点になったのは、2013年にオクスフォード大学のMichael A. Osborne教授がCarl Benedikt Frey研究員と共同で出版した「雇用の未来」という…

『サピエンス全史』空想・妄想のちから

ビジネス書大賞2017の受賞作品。原著は2014年に出版され、ビル・ゲイツやマーク・ザッカーバーグもその都市に読んだ本の中で印象に残ったものとして紹介しています。上下巻のたっぷりボリュームで、簡単に手が出しにくいというお話も聞きます。 ビジネスモデ…

『観察の練習』みのまわりの小さな違和感に気付こう

年明けにSNSでバズっていたこの記事を改めて読みました。 note.mu 観察=「無意識の意識化」、なるほどなぁと思いました。 観察のプロたるデザイナーさんたちは、日々どんな視点を持って物事を見ているんだろう?と思い、同じタイミングで紹介されていた下記…

『プログラマの数学 第2版』ゼロの意味は?

昨年はPHPでのWebサービス開発や、Pythonを使ったデータ解析にチャレンジしました。その中で扱われるのは"論理"だったり"統計" "ランダム化"だったりして、改めて数学への関心が高まっています。 今月第2版がでた『プログラマの数学』買ってみました。 著者…

『世界からバナナがなくなる前に』効率を追って脆弱さが生まれる

ここ最近、食や農業の問題はそこかしこで取り上げられています。 途上国を中心とした飢餓、都市における食料廃棄、不衛生な環境で抗生物質まみれで育てられる牛や鶏に起因する食肉の安全性、遺伝子組み換え作物の登場... どれも大きな問題です。そんな中で、…

『アルゴリズム思考術』コンピュータに"考え方"を学ぶ

はじめに 新卒で入った会社では入社するまえに課題図書が配られ、コンサルタントとして働く上で必要な財務会計や英語に関する本の他に、『イシューからはじめよ』や『論点思考』『仮説思考』といった、仕事をする上で役立つ考え方についてのものもありました…

『それでも人生にイエスと言う(V・E・フランクル)』ナチス強制収容所からの帰還。

ヴィクトル・E・フランクルの「それでも人生にイエスという」を年末年始に読みました。 オーストリアの精神科医で、第二次世界大戦時には強制収容所に送られそこで家族の多くを失いました。戦後は精神療法医として活動しつつ、"生きること"に関して多く発信…

『自動人形の城(川添愛)』コンピュータとの対話は人を優しくする。

年末に読みたかった本のうちの一冊、川添愛さんの『自動人形の城 人工知能の意図理解をめぐる物語』を読みました。その読後感想です。 自動人形の城(オートマトンの城): 人工知能の意図理解をめぐる物語 作者: 川添愛 出版社/メーカー: 東京大学出版会 発売…

2017年】今年の27冊

こんにちは。2017年もそろそろ終わりですね。来年2018年ですが、父と兄、私の年齢がすべて素数になるという、最高の年になるであろう予兆が出ているのですでに楽しみです。 年末の読書ブログも今年で5年目です(過去記事→13年、14年、15年、16年) 今年読ん…

2017年7~9月】読んでよかった本5冊

こんにちは。 今回も淡々と、読んで面白かった本を紹介していきます。 働きたくないイタチと言葉がわかるロボット 人工知能から考える「人と言葉」 作者: 川添愛,花松あゆみ 出版社/メーカー: 朝日出版社 発売日: 2017/06/17 メディア: 単行本(ソフトカバー…

2017年4~6月】読んでよかった本5冊

こんにちは。 夜寝る前、移動中、お風呂の中、、、リラックスするのに読書は自分にあっているなぁと思う日々です。この3ヶ月で読んだ本のご紹介です。 ●スタートアップバブル スタートアップ・バブル 愚かな投資家と幼稚な起業家 作者: ダン・ライオンズ 出…

2017年1~3月】読んでよかった本5冊

こんにちは。 この3ヶ月は長く東京を離れたり新しい生活が始まったりする中で、自分を見つめる時間を長く取ることができました。そんな中で読んだ本のうち、5冊をご紹介です。 ●悲鳴をあげる身体 悲鳴をあげる身体 (PHP新書) 作者: 鷲田清一 出版社/メーカー…

2016年】今年の16冊+年末年始の5冊

こんにちは。2016年も年の瀬ですね。 今年読んだ本を合計したら186冊でした。仕事で色々考えることが多く、組織だったり事業開発に関する本が多かった一方、仏教や世界史に関する本にでもちょこちょこ手を出してみました。 学部生の時からつけ始めた読書日記…

2016年7~9月】読んでよかった本5冊

こんにちは。 この3ヶ月は本屋さんを巡ったりSNSでお勧めされている本を手に取ったりして、いい本との出会いがたくさんありました。 その中でも、いまの私がおすすめする本5冊を紹介します。 ●コンテナ物語 コンテナ物語―世界を変えたのは「箱」の発明だった…

2016年4~6月】読んでよかった本5冊

こんにちは。この3ヶ月は、本屋さん(Amazon含む)を徘徊しながら目に付いた本をぱーっと買って読む日々でした。その中でも今の私にとって面白かった本を5冊紹介します。 ●あなたの会社が理不尽な理由 経営学者の読み方 あなたの会社が理不尽な理由 作者: 清…

2016年1~3月】読んでよかった本5冊

こんにちは。2016年最初の3ヶ月は、発刊時期が最近の本を中心に手を出してみました。 そのうちの5冊です。本を読むことで、普段触れないテーマにも興味の飛び地を置いていく。そんなことを考えています。もっともっと力をつけて、いろんなものごとにアプロー…

2015年】今年の読んでよかった19冊+年末年始に読みたい積ん読7冊

年の瀬ですね。今年もたくさんの本を読むことが出来、2009年から始めた読書記録もやっと1,000冊になりました。何冊か、この12ヶ月で読んだもののうちからご紹介します。 ●あなたの人生の科学 あなたの人生の科学(上)誕生・成長・出会い (ハヤカワ文庫NF) 作…

2015年7-9月】読んでよかった本5冊

だいぶバタバタした3ヶ月でしたが、ちょこちょこ時間をつくって少しずつ読書しています。手に取る、実際に買う、読んでみて「おぉ」と感じる本の種類がそれぞれどう変わってきたのか、改めて振り返ってみると面白いと感じてます。この3ヶ月は、当たりが多か…

2015年4~6月】読んでよかった本5冊

沈まぬ太陽 沈まぬ太陽 文庫 全5巻 完結セット (新潮文庫) 発売日: 2002/01/01 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (3件) を見る 定期的に読みたくなります。 赤めだか 赤めだか 作者: 立川談春 出版社/メーカー: 扶桑社 発売日: 2008/04/11 メディア: ハ…

2015年1~3月】読んでよかった本5冊

今年は四半期ごとに更新できればと思います、頑張ります。転職のタイミングだったこともあり、お仕事っぽいものが多めです。 どなたかの読書生活を少しでも豊かにできることを祈りつつ。 *****************************************************************…

2014年 今年の10冊

今年読んで良かった10冊の本をご紹介します。 ******************************************************************************* 信州教育に未来は有るか 著者の山口先生は、長野県の元教育長&母校校長で、かつ両親の仲人でもあります。話し好きで、人格的…

今年上半期、私が読んだ15冊

6月も終わりに近づいてきたので、今年の上半期で読んだ本の一部をご紹介します。 仕事関連の本は抜きで、趣味のものだけです。 *********************************************************************************** ・年収は「住むところ」で決まる(エン…

2013年の10冊

少し遅れてしまいましたが、 昨年度読んだ本の中で印象に強く残った本を10冊まとめました。 細かい感想は書きませんので、もしタイトル見てピンときたらぜひぽちっとしてください(手抜き) ・感性の限界(高橋昌一郎) 感性の限界――不合理性・不自由性・不…

『人間の土地』

最近、体調が悪く、読んでいろいろ考えたど。 いい本だなぁ。 "とはいうものの、やがて僕らも少しずつ気がついてくる、あの一人のあの明るい笑い声を、二度と聞く日はもうないのだと、あの庭園は永久に僕らのために閉ざされてしまったのだと。するとこのとき…

始めて悟る真源行き到らざるを

歩随流水覓源泉 行到源頭却惘然 始悟真源行不到 倚笻随処弄潺湲 歩して流水に随って源泉を覓(もと)む 行きて源頭に到って却って惘然(ぼうぜん) 始めて悟る真源行き到らざるを 筇(つえ)に倚(よ)り随処に潺湲(せんかん)を弄せん 良寛「偶作」

"もし世の終わりに裁かれるなら、僕が本当の人生を生きてきたかどうかで判断してほしい"

”脳手術の前の晩、僕は死について考えた。僕は自分の一番重要な価値観とは何かを探り、自分に問うてみた。 もし死ぬのであれば、徹底抗戦して死ぬのか、それとも静かに降伏するのか。 自分のどんな面を人に見せて死にたいのか。 自分に満足しているのか。こ…

「デカルトがその気になったのは、虹を美しいと思ったからだよ」

物理学科の建物に向かっている時、遠くにファインマン先生の姿が見えた。私は、この二、三日先生をそれとなく見張っていたのだが、それは、機会を見てまた口をきいてくれるのか確かめたいと思っていたからだった。コンスタンチンに、「また後で」と言うと、…

悩みの真ん中にいるときは誰だって自分が世界で一番つらいし今までで一番悲しい

"紅茶を飲みながらぽつぽつと話すままにしていたら、突然泣き出してしまった。家も学校もめんどくさい、大学なんか行きたくない、友達はバカばっかり、挙句の果てに彼からは忙しくなるから会えない、と言い捨てられたという。 まるでドラマのような、それも…